異呆人

ノンフェータルなペシミズム

飛行機で11時間かかるところ

今週のお題「遠くへ行きたい」

 

これまでの人生、わりと何度も「自分のことを知っている人がまったくいない土地で人生を再スタートしたい」と思うことはあったし、実際に何度も見知らぬ土地で友人・知人ともほとんど会わない生活をしたりもしたが、何のことはない、どこで生活していても自分の周りには似たような関係性が生み出されていくのである。

当たり前である。

私が私である限り、私は私として生きるから、接する人が変わっても、紡がれる関係性というのは「私」が色濃く映し出されたものになる。

「自分探し」なんてしたことはないし、しようと思ったこともないが、これほど明確に自分がどこにあるかを思い知らされることもなかった。

探しに行かなくたって、私は私以外の何者でもない。

だから「どこか遠くへ行きたい」という逃避願望は、私にとって甘美な幻想をなさない。

遠くへ行ったって、何がどう変わるわけではない。

バカンス、気晴らし、せいぜいはその程度である。

 

ということで、バカンスに出られるとしたら(そんな機会は今後の人生でやってこない気がするが)どこに行きたいかといえば、もう一度オーストラリアに行きたい。

新婚旅行で行った、パース。

ずっと海外旅行なんて行きたくないと思っていたし、今でもめんどくさくて行きたくないのは変わらずだが、あそこはきっと別格なんだと思う。

何が良いって、風土。

乾燥してて温暖な気候。

自然豊かで開放的なランドスケープ

そういう土地に住む人もまた、適度に陽気で適度に穏やかで、比較的治安もいい。

 

特に妻も絶賛していたが、キングス・パークは最高だった。

一言で言えば、ただのバカでかい公園なのだが、あれほどのスケールで芝が美しく整備されていて、市民が気軽に憩えるところは日本ではそうそうない。

海と市街地が見える眺望も抜群だし、公園だから入るのは無料。

ランニングするも良し、木陰でただゴロゴロするも良し、こんなところが住んでいるところの近くにあれば、さぞ良いだろうなと思った。

気候の良さと相まって、特別な娯楽がなくても十分だろうなと想像できた。

あと、海も格別に美しい。

日本なら、沖縄の離島にでも行かないと同じレベルはお目にかかれない。

まぁそういう意味では日本なら沖縄もいいのだが、わりと湿度が高いのが難点。

個人的にはしばらく住んでいたからお腹いっぱいということもあるけど。

 

もっと若い頃、結婚する前に行く機会があったら、本気で移住を検討しただろうなと思う。

うん、まぁそういうのは妄想するだけだから楽しいのだが。

最後にキングス・パークの写真を。

やはり美しい。

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