異呆人

ノンフェータルなペシミズム

太れない

ここ数年、徐々に痩せてきている。

というか、最初からかなり痩せているので、そこからさらに痩せているとなると健康上問題があるような気がする。

会う人会う人に「痩せた?」と聞かれるのはいつものことなのだが、「そんなに会うたびに痩せてたら死んでますよ」と冗談で笑っていたのが、笑えなくなるようになってしまいそうで怖い。

今現在、特に日常生活を営む上で痩せていて困ることはない。

衣類関係が合うものがないのは生まれてこのかたずっとそうだし、寒さが骨身に染みるのもずっとそうである。

ただ痩せ過ぎないように体重管理目的で乗っている体重計の値が減っていくのを見ると、「まずいよなぁ」という気がするのである。

 

小さい頃は食の細い子供だった。

出された食事が食べ切れず、しんどかった記憶がある。

食べる量が増えたのは部活動で運動を始めてからで、中学生から大学生くらいまではむしろ人より食べる量は多かった気がする。

まぁだからといって太っていたわけではなく、食べた分は消費されてしまってずっと痩せていたわけだが。

その後、社会人になって最初の会社に勤めていた頃は少し太った。

ストレスでちょっと過食気味だったし、わりと遅い時間まで残業していたので、夕食の時間が遅くなってしまったこともあったと思う。

人生で一番体重が重かった時期である。

といっても、標準体重よりはずっと軽かったのだが。

 

その仕事を辞めてから少しずつ痩せ始め、そこから体重は下降の一途を辿っている。

体重減少は運動する量が減って食べる量が減ったからというのもあるが、一番は運動不足からくる筋肉量の減少だと思っている。

筋肉は脂肪よりずっと重たい。

それなりの体型の人なら脂肪を筋肉に変えて基礎代謝を上げると痩せることもあるが、痩せてる人からすれば筋肉をつければ体重は増えるのである。

だから本当は筋トレに励むべきだとわかってはいるのだが、私は筋トレが好きではない。

これはスポーツに勤しんでいた頃からずっとそうで、「必要な筋肉は普段の動作の中で自然とつくものだから、筋肉をつけるためのトレーニングをわざわざする必要はない」というのが持論だった。

実際には体幹などはしっかり鍛えておいた方が動作が安定するため、最低限必要な筋トレというのはあると思うのだが、要はそういった言い訳をしてできるだけ筋トレをしないようにしていたというだけのことである。

だから、まして運動をしなくなった今、筋トレだけしようとは思わない。

というか、実際にやってみても続かないのである。

やり過ぎるとパンプアップして服のサイズが合わなくなるし、そういう状態、ドラゴンボールで言うならフリーザ第2形態とか筋力をつけ過ぎたトランクスみたいな状態が好みでないというのもある。

 

医療関係の友人に聞くと、やはり今の私の体重は好ましくないようで、「ハイカロリーな食事をすると栄養が偏るから、単に食事回数を1日4回とかに増やすのがいいんじゃない?」とのことだった。

それならできそうな気がしないでもない。

食事回数を増やすというか、単に間食してもいいだろうし。

変に食費を安くあげようと思って、間食を控えるから良くないのかもしれない。

あと、仕事とか集中していると、食べることを忘れる。

会社のうちの部署には「おやつボックス」というのがあって、誰でもその中のお菓子を食べていいということになっている。

無論、誰かがそこのお菓子を補充しているわけで、私は積極的に補充している方なのだが、補充した分は全然食べられていない。

ときどきつまんではいるのだが、たぶん足りないんだろうな。

もうちょっとたくさん食べるか。

 

太らないと「羨ましい」と言われることが多いが、さほど恩恵を受けているという記憶はない。

むしろ痩せていることにはデメリットの方が多い気がする。

とにかく、冬場が寒い。

骨が冷えるのを感じるのである。

鼻とか頬骨とか輪郭線が痛い。

あと、カロリーが備蓄されていないので、食べていない状態がしばらく続くと簡単にふらつく。

極限状態に放り込まれたら真っ先に死にそうな気がする。

太り過ぎも良くないのだろうが、標準体重までとは言わないから、あと5kgくらいは太りたいなと思う今日この頃である。