異呆人

ノンフェータルなペシミズム

バディ

最近、妻がマタニティヨガに通っている。

もちろん運動のためであるのだが、そういうところで友達ができたらいいなと思っているらしい。

まぁまだ子供は産まれていないので厳密には違うが、いわゆる「ママ友」という奴である。

もちろん、実際に産まれたら産まれたで地域の子育てコミュニティサロンみたいなところに通うつもりらしく、入念に下調べしている。

このあたりの準備を事細かにするあたりがいかにも妻らしい。

さておき、今通っているヨガ教室は思ったより少人数で、いつも1人か2人しか受講していないそうである。

ある程度人数がいれば、自然と「みんなでご飯でも〜」という流れになるのかもしれない。

ただ妻にとって1対1で誘うことは心理的ハードルが高いらしく、プレママ友はまだできていないそうである。

そんなに焦らず、のんびりやればいいと思う。

今つながりのある友人で子供のいる人も何人かいるみたいだし。

 

たぶんこのブログのどこかの記事にも書いているが、私は自分から友人を求めたことがほとんどない。

そもそもあまり人付き合いが好きではない(嫌いでもない)。

だからいつも誘われて付き合うことが多いのだが、それを続けるうちにいつの間にか友人みたいになっていることがほとんどである。

来る者拒まず、去る者追わず。

人付き合いなんて無理に広げてもストレスにしかならない。

縁があれば続くものだし、縁がなければ終わるもの。

自然なスタンスで付き合うのが私流である。

 

そんな消極的な私の友人関係ではあるが、いつもある程度のタイミングで付き合いが長くなる友人が現れる。

私はその友人たちのことを勝手に親友だと思っている。

一緒にいる時間の長さが他の友人たちとは違うし、良好な関係がずっと続いているという点も違う。

親友と言うよりバディと言った方がしっくりくるかもしれない。

女っ気がなかった若い頃は「もしかして男が好きなの?」と周りから勘違いされるくらい彼らとは長く時間を共にしたが、決してベタベタした付き合いをしていたわけではない。

お互いの興味とか向いている方向が同じだから、自然と「じゃあ一緒にやるか」となるだけである。

相手に合わせようと無理をしないし、合わないところは別にするし、それでも自然と合うところが多いからそういう関係になるのだろう。

 

今はもしかしたら会社の同僚がバディにあたるかもしれないなと思う。

彼とは同じタイミングで今の会社に中途入社し、何か仕事上で懸案があれば気軽に相談し合う。

時には会社の方向性みたいなものを飯でも食いながら熱く議論するし、実務で必要があればサポートし合う。

最近は彼からバンドに誘われたため、プライベートな付き合いも増えている。

下手くそな私にも根気よく付き合ってくれ、早朝、出社前に会社近くのスタジオで2時間近く教えてもらうこともある。

決してタイプが似ているわけではない。

むしろ性質は違っているけど向いている方向が同じだからこそ、良いバランスで付き合いを続けられるのかもしれない。

 

私はバディ形式で誰かと組んで何かをやることに適しているのかもしれない。

私自身は単独行動が好きだし、実際に独りでいてなんの苦痛もないのだが、私の尖がった性質と丸い能力は誰かと組み合わせた方が良い効果が出るのかもしれない。

私はいつも行動力と思考力を提供する。

何かをするときの速さと正確さ、検討できる幅の広さや突破力が私の能力である。

反面、アイデアとかの発想力はないし、やりたいこともないので能力を使う機会が少ない。

だから私の能力を引き出すための目的を付与してくれる人と相性が良い。

完全にやることを丸投げされたらそれはもはやバディではないし、そもそも私がキレるが。

 

これまで人間関係には比較的恵まれてきていると思う。

変に繕わないから、私を受け入れられない人がそもそも近寄ってこないのかもしれない。

どうしても付き合わないといけない人なら多少合わせることも仕方ないが、相手に合わせるより自分に正直にいて好かれたり嫌われたりする方が、結果的には良好な人間関係が築けるのではないだろうか。

まぁどうしても受け入れられない嫌いな人はいるもので、そういう人ほど付き合わないといけない位置にいたりするのだけれど。