異呆人

ノンフェータルなペシミズム

頭痛が痛い

あまりはっきり覚えていないが、中学生の頃か高校生の頃からだったと思う。

私は頭痛持ちである。

なり始めた頃は痛いけどなんとか過ごせる程度だったのだが、年齢を経るほどに程度が酷くなっていったのか、私が我慢できなくなっていったのか、とにかく痛くて痛くて仕方なくなってきていた。

痛みの自覚が大きくなったのは大学生の頃だった。

私は医者も薬もあまり好きではない。

誤解を恐れずに言えば、人間の自然治癒力を信頼している。

だから薬を飲まずに痛みが引くのを待っていた。

だいたい痛み始めてから12時間くらいで治ることはわかっていた。

夕方くらいから痛み始めることが多いので、「痛いなぁ…」と思いながら半日過ごし、寝て起きたら治っているというくらいである。

ただ、半日は痛い思いを堪えることになる。

仕事をするようになってからは、これが我慢できなくなった。

能率がものすごく下がる。

仕事に支障が出る。

それで頭痛薬を飲むようになった。

バファリンは効かなくて、イブなら効く。

体質の問題だろうか。

今は有効成分が同じPBの薬に変えて節約している。

 

最初の頃は痛くなる原因がわからなかった。

1週間に1回か程度、頭痛が訪れる。

しばらく何もないこともあれば、連続して頭痛に見舞われることもある。

痛いだけで、飯は食えるし、他の身体の不調はない。

だからあまり深刻に考えてこなかった。

それは今もあまり変わらない。

ただ頭痛が発生するシチュエーションはわかっていて、学生の頃であればゲームに熱中した後、あるいは読書に熱中したあとだった。

だから頭痛の原因は目を酷使していることにあると思ってきた。

仕事中に頭痛がするときも、PCで作業をしているときが大半である。

ちなみにPCでブログを打っているときも頭痛がすることがある。

 

痛いときは頭が割れそうなくらい痛いし、それなりに頻繁に発生するので、健康診断で相談したこともある。

しかし医者も「ときどき激しい頭痛に見舞われます」だけでは診断のしようがないだろう。

はっきりしたことを言われたことはない。

偏頭痛ではないかと思って、医者にそう言ったこともあるが、「男性は偏頭痛にはなりません」と断言されてしまった。

取りつく島もない。

目に原因があるのではないかと疑って、眼科に行ったこともある。

私は右目と左目の視力が著しく異なり、右目は2.0以上あるが、左目は1.0前後である。

両眼ともよく見える水準ではあるので眼科に行くことなどないのだが、視力の差が頭痛の原因ではないかと疑ったのである。

左目は物がブレて見えるので、乱視ではないかというのもあった。

検査の結果、左目は遠視だと言われた。

気になるなら片眼だけコンタクトを入れてもいいが、頭痛との因果関係はないと思われるとのことだった。

頭痛の原因はわからず、片眼だけコンタクトをすることもせず、今に至っている。

ちなみにそれ以降は、姿勢の悪さが原因かもしれないと思って、姿勢に気を遣っていたりした。

まぁそれでも目に気を遣った方がいいだろうと思って、PC作業をするときはブルーライトカットのメガネを掛けてみたり、運転中はサングラスを掛けてみたりしている。

効果の方はいかほどなのかわからないが、掛けているうちに気づいたことがあった。

メガネを掛けると頭痛が発生するのだ。

目を守るためのメガネを掛けて頭痛がするとか、まったくもって意味がわからない。

 

しかしメガネを掛けると頭痛がするというのは初めてだったので、普段と何が違うのかいろいろ考えてみた。

そして気づいたのは、メガネの幅が自分の頭の幅に合っていないということだった。

メガネを作るのなんて初めてだったので、頭のサイズに合っているかどうかも気にせず適当にOKを出していたのだが、どうも合っていなかったらしい。

おかげで、下を向いたりしたときにすぐズレる。

そしてズレるのを食い止めようとするかのように、こめかみに力が入っているらしく、どうもそれが原因で頭痛がするようだった。

ということは、私は本を読んだり、ゲームをしたり、PCで作業をしたりするときもこめかみに力が入っているのだろうか。

そう思って冷静になって自分の状態を観察すると、確かにこめかみに力が入っていた。

本を読むときも、ゲームをするときも、PCで作業をするときも集中しているので、そのときに自分がどういう状態かはわからないものである。

グッと集中して世界に入り込むようになるとき、私は自然と目を見開くようにしてこめかみに力が入っているらしい。

そうして筋肉が緊張することで頭痛がするようだった。

 

そんなわけで初めて頭痛の原因がわかったのだが、相変わらずその発生を止めることができない。

集中すると、無意識に目の当たりに力が入ってしまう。

というか集中しているのだから、自分がそうなっていることになかなか気づけない。

そのためずっと頭痛薬が手放せず、時折痛みに悶絶することになる。

嫌な持病だなと思う。