異呆人

ノンフェータルなペシミズム

ため息ついたら幸せが逃げるらしいよ

いつの間にか、4月になっていた。 年度の変わり目というのはサラリーマンにとってはとても大きな節目であるのだが、思いの外、というより、これまでのサラリーマン人生で一番シームレスに迎えてしまったかもしれない。 いろんな感慨とか、事務的なあれこれの…

コロナころころ

すっかり季節はコロナですね。 などという時勢の挨拶も通用しそうなほど、世の中は新型コロナウイルスの話題一色である。 季節といえば、桜も盛りの花見の時期ではあるが、呑気に花見酒というわけにもいかない。 外出自粛で出かけることすら躊躇われる。 早…

そういうのを「勉強になった」とは言わない

ちょうど転職しようかなどと思ってあれこれしているところだったので、久しぶりにお題記事でも。 記憶に残る仕事のエピソードというか、何年経っても忘れられないことが1つだけある。 新人のときに、赤字で仕事を受注したことである。 私が新卒で入社した会…

いまひとたびの孤独を

この週末、関東は晴天が続いている。 3月に入ってから、暖かったり、寒かったり、雨が降ったり、時折みぞれに変わったりするいかにも春の始まりらしい天気だったが、文字通り春分を境に本格的な春がやってきた趣がある。 晴天が好きだ。 多くの人がそうであ…

そんなこんなで何度目かの転職活動

個人的にショッキングなプロジェクトの中止があり、これまでも何度か耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできたつもりだったが、さすがに腹に据えかねて、もう本当に会社を辞めてやろうと思っている。 どうしようかな、などとのんびりしたことを考えていた状況か…

あきらめどき

システム部門の部長から内々に呼び出された。 私が主導して進めていたプロジェクトの予算の件だった。 このプロジェクトの実施にあたっては、外部のシステムを利用することが前提となり、それは開発元である先方も承知のことで、わりとふっかけられた見積り…

流される人々

新型コロナウイルスの騒ぎが喧しい。 私の勤めている会社でも、社内ではマスク着用必須(全社員にマスク配布あり)、毎日の体温計測を義務付け、37.5度以上で出社禁止、熱が下がっても2日は自宅療養というルールになっている。 私は個人的にはマスクが嫌いで…

35歳からの転職について考えてみる

ずっと転職サイトに登録したままである。 私はこれまで2度転職したことがある。 1度目は転職サイトを利用して、自分で応募した企業に転職した。 2度目は自分で探すのが面倒だったので、いくつかの転職エージェントに自分の希望を伝えて探してもらった。 あと…

自分の人生を自分で認めるということ

仕事が忙しかったり、ストレスが溜まったりすると、人間関係が煩わしくなる。 そういうときというのは、自分のことを誰も知らない土地に行って、一から生活を再スタートしたいなと思う。 実際、地縁も血縁もない土地で一から生活を始めるということを何度か…

再考する

先日、書き上げた記事を誤操作で消してしまった。それなりに長く書いたし、それなりにまとまった内容にもなったと思ったので、消してしまった直後は呆然としてしまったが、しばらくしてジワジワと納得感のようなものが湧いてきた。どこかに書いてあると思う…

立場の違い

仕事が忙しい。それは前々から変わっていないのだが、忙しさの種類が変わってきたと思う。夏過ぎくらいまでは、とにかく手が足りないという状況で、要は作業の量が膨大であった。「手が動けば誰でもいいから欲しい」みたいな状況で、派遣社員でもバイトでも…

あなたもわたしもだれかのだれか

妻の従兄弟の結婚式で、小旅行をしてきた。 0歳児を連れて、飛行機に乗っての旅行というのもなかなか大変ではあるが、加えて義父と義理の祖父も同じ旅程で行くことになり、道中の交通や宿の手配を私が行なったので、それはそれはなかなかの手間となった。 手…

考えなくなる

風邪を引いた。 妻と子どもが先に風邪を引いていて、私だけは大丈夫だったので、安心というか過信していた。 元来、身体は丈夫な方である。 体調を崩しにくいことについては、根拠のない自信を持ち続けている。 ところが、妻と子どもの風邪が快方に向かって…

本日は快晴なり

最後に記事を書いたのはいつだったかと思い見返すと、2ヶ月前となっていた。 このブログを書き始めてから、更新しない期間としては最長だろう。 別に何があったというわけではなく、単に時間がなかっただけである。 平日は相変わらず朝6時半ごろに家を出て9…

三つ子の魂と箱庭と擬人化

懸命な読者諸兄ならご存知のことと思われるが、「三つ子の魂百まで」ということわざは「幼いときに学んだことは大人になっても忘れない」という意味ではない。 これは「幼いときの性格は大人になっても変わらない」という意味で、持って生まれたものはそうそ…

論点は「実名か匿名か」ではない:京アニ放火事件の報道について

京都アニメーション放火事件の報道は喧しかった。 普段、TVのニュースやワイドショーを見ない私でもそう感じたくらいだから、報道媒体に接する機会が多い人はなおさらだったろうなと思う。 特に話題になっていたらしいのが、被害者の実名報道の如何について…

酔い歩く

友人の結婚パーティで地元に帰っていた。 夜行バスで向かい、夜行バスで帰ってくる強行軍。 別段そうする意味はないのだが、夜行バスでぶらっと行きたい気分だったのと、ついでに節約といった具合である。 パーティ自体はアットホームで良かった。 中学、高…

大人になって思うこと

毎年、甲子園を少しだけ見る。 「少しだけ」というのは、自分から見ようとして見るのではなく、「たまたま誰かがTVで見ているから一緒になって見る」ことしかしないからである。 だいたい、盆休みに実家に帰ったときか、そこで祖父母の家を訪れたときか。 ス…

ロングロングバケーション

夏休みだった。 毎年書いている気がするが、本当はうちの会社には夏休みはなく、「計画休暇」とか「連続休暇」とか言われている。 要は一般的に夏休みと言われるような時期に、「5連続営業日の有給休暇の取得」が義務づけられているだけである。 「夏休みっ…

涼しい顔してるとよく言われる

私は徒歩1時間くらいまでなら歩けると思っている人で、徒歩30分までなら躊躇なく歩く。30分を超えると、その後にやることや当日の天候などを考慮する。まぁ、大抵の場合は結局歩くのだが。これはもちろん私が交通費をケチるからということもあるが、単に陸上…

ものおもふ時間

一人でボーっと考えごとをする時間がなくなったなと思う。少なくなった、というより、なくなった。目の前に考えなければならないことが山積していて、余裕がないということが理由の一つである。以前は考えるヒマがないくらいがいいと思っていた。私の場合、…

仕事が重くなって胃が重くなる

部長の仕事をすることになった。念のため書いておくと、私は部長ではない。いわゆる主任クラスの肩書きである。肩書きは主任のまま、職務内容だけ部長のそれを請け負うことになる。闇の二階級特進。二階級特進するなら死んでからでいい。というか、仕事はし…

誰かを攻撃することでしか自分の居場所を作れない人たち

京都アニメーションへの放火で30名以上の人が亡くなった。アメリカあたりで銃乱射事件があってもここまで被害者が出ることはそうない。そういう意味では銃なんかなくても人は人を簡単に殺せるし、殺意を持っている人に対してそうでない人というのはつくづく…

言わないことと言えないこと

会社に行くときは私鉄とJRと地下鉄を乗り継いでいる。大体、私鉄に乗っている時間が数分程度、JRに乗っている時間が1時間ほど、最後の地下鉄が15分ほど。乗る車両は概ねいつも決めていて、降りる駅の階段の位置などは気にせずに、空いている車両に乗り込む。…

酔っていたい

最近、毎日晩酌をしている。たくさん飲むわけではない。350mlの缶ビールを1本だけと決めている。それでしたたか酔えるほどアルコールに弱くはないが、まったく酔わないほど強くはない。アルコールが入って、自分の身体が平常時から変化していると感じられる…

混ざり合った世界から取り出す

夢を追いかけることの素晴らしさを謳ったものはいつの世にも溢れている。私はやりたいこととか夢みたいなものがない人間なので、どちらかというとそういうフレーズには辟易してしまう。「やりたいことを見つけよう」とか「夢を諦めないで」といった文言を見…

テンプレート

今週のお題「2019年上半期」1年という区切りを年始から年末までではなく、年度始めの4月から3月までで考えてしまうのはサラリーマンの悲しい性か。だから6月が終わった段階で「上半期終了」と言われてもピンと来ない。そもそも半年経ったという感覚がない。…

「老後資金2000万円」の話と布石

前回の記事の投稿が10日少し前で、その前の記事もそこから10日少し前だから、相当に更新頻度が落ちてるなと思う。読む専門。スターが相変わらず付けられないバグがあって、サイレントに皆様を応援させてもらっている。ブログの更新について言えば、書きたい…

「間違い」はない

この一群をフィクションとしてまとめ直して小説風のものにしようかなと思いながら、時間がなくてできていない。 リンクはそのまま貼っておく。 今回はまだノンフィクション風味。 シンパシー - 異呆人 シンパシー② - 異呆人 間違い - 異呆人 台風一禍 - 異呆…

悲観主義者の傍観

川崎での通り魔の事件といい、池袋での事故といい、本意でない死というのは痛ましい。 死の先が実のところどうなのかということはさておき、本人にとっても、あるいは遺族となってしまった人にとっても、恐らく準備のできていないことだったのだろうから、心…