異呆人

毒にも薬にもならない呟き

我が家の住人たち

我が家には大量のぬいぐるみがある。

妻が好きで集めている。

特にペンギンのぬいぐるみは多く、「デフォルメされ過ぎておらず、出来るだけリアルな」という妻の基準に沿って集められている。

これらぬいぐるみの中にも種類というか序列というかがあって、大きく分けると「通常使用組(スタメン)」と「コレクション組(ペンギンズ)」になる。

スタメンは抱き枕やクッション代わりに使われるので、ベッドやソファの脇にいる。

コレクション組は使用を目的とされていないので、妻のクローゼットで眠っている(本当は並べたいらしいが陳列するスペースがない)。

 

今回はそんなうちの住人たちの中で「スタメン」と呼ばれる仲間たちを紹介したい。

ぬいぐるみも名前をつければ愛着が湧くものである。

 

①うさ子(愛称:うさ)

種類:うさぎ

サイズ:ソフトバレーボールくらい

お値段:200円

妻と一緒に引っ越してきた、住人たちの中では一番の古株。

ゲームセンターの景品だったものを、奇跡的に2回で手に入れられたらしい。

住人たちの中では最も大きく、主にソファに鎮座している。

いい大きさなので、ときどき妻の八つ当たりの対象になる。

ふさふさの毛が夏場は暑苦しいので、主に冬しか出番がない。

 

②ジュリアンヌ(愛称:ジュリー)

種類:ペンギン

サイズ:枕くらい

お値段:3000円

妻の誕生日に、妻から要望されて我が家に来た。

ペンギンだがコレクション組のペンギンズと違って、かなりのデフォルメが施されている。

つまり最初から抱き枕として使われることを目的に招かれた。

概ね当初の目的通り使われており、スタメンの中でも出番は最も多い。

だいたいベッドの脇に寝転がっている。

名前は私がプレイしていたカードゲームの鳥型のキャラクターから勝手につけた。

愛称が沢田研二になるところがギャップ萌えする。

 

③太郎

種類:コアラ

サイズ:だっこちゃんくらい

お値段:45豪ドル

オーストラリアへの新婚旅行の際に連れて来た。

土産物のぬいぐるみというのがどれもチープで妻の眼鏡にかなわなかったのだが、その中で唯一審査をくぐり抜けた剛の者。

そのため、お値段は我が家の住人の中で最も高い。

ものすごく触り心地の良いふさふさの毛をしているが、うさ同様そのせいで夏場の出番が少ない。

名前は私が勝手につけた。

ジュリーを名付けた直後だったので、ちょっと和風の名前にしたかっただけ。

ベッド脇にいることが多かったが、最近はソファでうさと一緒にいることが多い。

 

④ピーマン

種類:カワウソ

サイズ:ティッシュボックスくらい

お値段:1000円

江ノ島水族館に行った際、「カワウソぬいぐるみくじ引き」をやっていたので、試しにやってみたら当たった子。

大きさの違うカワウソのぬいぐるみが当たる中で、一番小さいサイズ、つまりハズレ。

デフォルメが強く、妻の好みではないはずだが、つぶらな瞳が非常にキュートで気に入られている。

サイズが小さいため人形遊び的に使われることが多く、住人たちの中で最も芸が多彩。

滑らかな肌の触り心地が良い。

「ハッピーマリン」というタグが付いていたので、間を取ってピーマンになった。

ベッド脇のカウンターで寝そべっている。

非常に見られている感が強い。

 

⑤すみれちゃん

種類:吹き出し

サイズ:枕くらい

お値段:???円

妻が誰かから貰ったらしい吹き出しの形のぬいぐるみ、というかクッション。

引越しの際にはいなかったはずだが、いつの間にか妻が連れて来ていた。

妻もいつからいるか覚えていないらしい謎の存在。

最近、私の枕の高さが合っていないということに気づいたのだが、その際に枕の下に敷いて高さ調整の土台にされた。

表に「Smile」と書かれていたので、すみれちゃんになった。

枕の高さ調節に使うのは不憫だということで、お役御免になったのだが、どこに行ったか不明。

神出鬼没。

 

他にコレクション組がたくさんいる。

すべてペンギンなのだが、一口にペンギンといっても、フンボルトペンギンイワトビペンギン、フェアリーペンギン、それらの雛など、多種多様である。

妻のおかげで、私はペンギンの種類についてかなり詳しくなったという自負がある。

あと、妻の実家には豚の「とみ子」など、まだまだ住人がいる。

子供が生まれたら良い遊び相手になるだろう。

でも、高い奴は触らせないとか言ってたな。

子供は子供で別に買うか。

なんだか家がぬいぐるみで溢れそうな気がする。

自分の居場所がなくならないようにだけはしたい。