異呆人

毒にも薬にもならない呟き

デュエルエクスマキナ日記 〜新弾に向けたメタの考察・後編〜

◯トリニティ
・ガブリエル
いわゆるランプ。
トリニティのデッキタイプの中では、一番使用者が多いデッキだろう。
高速で中・大型ユニットを展開し、一気に盤面を制圧してしまうのが勝ちパターン。
ロードスの聖騎士とかサナムが3ターン目くらいに着地すると、速攻型はただ萎える。
サリエルマンティコア、ルシファーなど、除去を兼ねたユニットも多く、一度イニシアチブを取れればそのまま押し切れる。
デッキの回り方次第だが、オリンポス相手には五分以上に戦える。
コントロールルクソ相手なら展開速度次第、バーンルクソとは相性が悪いだろう。
アスガルドとは楽しく殴り合えると思う。
速度が速く、バウンスのあるイズモは天敵か。
 
・ミカエル
「鉄壁」ユニットを活かしたミッドレンジ。
数で言えば少ないが、楽しそうだなとは思う。
正直、私はあまり対戦したことがない。
「鉄壁」ユニットのATをミカエルのGPやマリヘフで強化し、じわじわ盤面を制圧していく。
オリンポスは「鉄壁」ユニットを抜くのに苦労するので、相性はあまり良くないだろう。
逆に「鉄壁」能力を無視してセクメトでリセットしてくるコントロールルクソとは相性が悪そう。
バーンルクソとはどうだろう?
バルドルの閃光やグングニルに耐性があるので、アスガルドとは五分以上に戦えそう。
イズモには押し切られそうだなと思う。
 
◯地形系
あえて領域とは別にジャンルを作ってみた。
地形はメシーカ実装まではおまけ程度のメリットだったが、ケツァルコアトルの登場で一気に状況が変わったと言える。
ユニット除去と「速攻」5点の火力を兼ねるケツァルは、コントロールキラーとして抜群の効果を発揮する。
また6マナの羽蛇も4/5とサイズが大きく、コントロールが対処に苦慮するサイズの「速攻」ユニットで優秀。
地形を生成するガーディアンで使われるのだが、領域ごとにタイプの違うデッキが組めるのも面白い。
地形デッキの全般的な特徴として、コントロール寄りのデッキに強いが、速攻寄りのデッキには弱いと思う。
どうしても速度が遅い。
後半に驚異的な打点を発揮するのだが、そこまで保つかがポイントになる。
 
・ポセイドン
オリンポスは海洋を作ることで「速攻」を持つユニットが多い。
序盤は海洋を作りながら軽量ユニットでダメージを稼ぎ、後半にケツァルやトライデントの高波でとどめを刺す。
6マス全て海洋にすれば本体に6点叩き込める、トライデントの高波がとても楽しいデッキ。
 
ルクソールは砂漠を作ることでユニットのHPが上がったりするのだが、それより狙うべきは砂漠を6マス作ってからのソベクの怒り。
全面に一瞬にして2/3が登場する瞬間は圧巻。
修正が入って少し強くなったテスカトリポカとも相性が良いデッキだと思う。
ルクソールは高マナ域に強力なカードが多いので、作ってみると意外と構築が悩ましい。
 
・ロキ
アスガルドは氷河を作ることで、ATやHPが上がるユニットが多い。
ウルフヘジンやドワーフの戦士など恩恵を受けるユニットが多く、地形デッキとしては非常に優秀に思えるが、使っている人は少ない。
決め手に欠けるというのが理由だろうか。
 
・アメノウズメ
イズモは山岳を作ることで、ユニットのATが上がることが多い。
メシーカ実装後に最初に出てきた地形デッキは、ウズメが多かったと記憶している。
序盤に山岳上で強さを発揮するコノハナサクヤや茨木童子でダメージを稼ぎ、後半にケツァルでフィニッシュする。
特に山岳で4/3「隠密」というコノハナサクヤがコントロールキラーで、打点の高さと相まって処理に苦労する。
茨木童子が連れてくる鬼の下働きもなかなかのいやらしさで、非常に実践的なデッキである。
 
・ラファエル
トリニティは地形上で受ける恩恵は様々なのだが、一番はヴェネツィアの植物学者が追加2マナを生み出す効果が凄まじい。
一気に高マナ域のユニットを着地させることが可能になる。
また草原上で強烈な修正を受けるように変更になったアリエルは、7マナ6/6とサイズが大きいだけでなく、ターン終了時に相手ユニット1体のHPを草原の数の半分だけマイナスさせる効果も強い。
ベヒモスを全体除去代わりに使うこともでき、使っていてとても楽しいデッキになる。
 
◯まとめ
たまに当たるシングルランカーが使っているデッキの中では、アスガルドが一番多いような印象を受ける。
デッキの動きが安定していて、得意不得意が少ないのが理由だと思われる。
コントロールルクソール相手に五分以上の相性なのも好まれているのだろう。
またコントロールルクソールも一定数いる。
これはカード資産の少ない下位に勝ちやすいことが理由だと思う。
コントロールルクソでSに上がったプレーヤーは、Sのランクマッチで上位陣を相手にすると結構苦労すると思う。
トリニティもアスガルド、コントロールルクソ相手に五分で戦えるので、それなりの数がいる。
これらコントロール寄りの動きをするデッキを食うために増えたのが、バーンルクソやスサノオである。
そしてこれらが増えると、スサノオには天敵、バーンルクソにも五分以上に戦えるオリンポスが増えることになる。
 
つまり現在のメタは混沌としていて、何を使えば絶対に有利ということはほとんどない。
バランスが取れていると思う。
またそれぞれのデッキタイプにおいてマイナーチェンジのパターンがいくつもあり、カードを数枚変えれば相手に対する相性も変わる。
結局は、本体を狙うことに主眼を置いた速攻型デッキ(オリンポス、バーンルクソ、スサノオ)を意識するのか、盤面をコントロールしにかかるデッキ(アスガルド、コントロールルクソ、トリニティ)を意識するのかで、デッキの組み方が変わる。
メタゲームがすでに生まれていると言える。
このパワーバランスが新弾の登場でどう変わるのか楽しみである。
よほど壊れたカードさえなければ、引き続き面白い環境が維持されるのではないかと思う。
 
そういえば、一時期コントロールで大流行したコアトリクエの大石像は、ほとんど見なくなった。
皆があれを嫌って、地形破壊を必ずデッキに忍ばせるようになったからである。
そういうのって、TCGにおいて健全だなぁと思う。