異呆人

毒にも薬にもならない呟き

ナマ足魅惑のマーメイド

今週のお題「私の『夏うた』」

 

好きな夏うたはいろいろあって、ゆずの「夏色」とか、ポルノの「ミュージックアワー」とかも好きなのだが、やっぱり夏になると歌いたくなるというか、できれば夏しか歌いたくない一番の夏うたは、西川さんの「HOT LIMIT」だと思う。

夏の暑さに頭をヤられたんじゃないかと思うような、ぶっ飛んだ歌詞である。

これがリリースされた年、私はまだ中学生だった。

あの裸ネクタイで風を浴びるMVが話題になった西川さんが、今度は裸に黒いテープを巻いて「ナマ足 魅惑のマーメイド〜!」と熱唱するのだ。

中学生にとって、インパクトは抜群だった。

初めて曲を聴いたとき、「ダイスケ的にもオールオッケー!」の「ダイスケ」って誰だよ!と思ったが、いやもう「ダイスケ」が誰でもいいよ!と思える疾走感がクセになった。

そんなわけで、私はこの曲がT.M.Revolutionの曲の中でも一番好きだったりする。

 

曲の最初から最後まで全力疾走するような勢いあるメロディー。

尖ったちょっとアレな歌詞。

だいぶテンションを上げて頭のネジを何本か外さないと歌えない。

そんなところが夏らしくていい。

そもそも夏うたというのは、勢いがある代わりにバカっぽい曲が多いのだ。

夏だ!海だ!薄着でバケーションだ!と言わんばかりである。

湘南乃風の「睡蓮花」やORANGE RANGEの「ロコローション」なども、「どうだ夏らしいだろう?」という、いかにもな曲である。

 

そんなバカな夏うたの中でも「HOT LIMIT」が異質だと思うのは、群を抜いた荒唐無稽さにあると思う。

現実感がないのだ。

「みんなで盛り上がろうぜ!」という感じではなく、針を振り切って勢いに任せてバーンとやってお終い、みたいな感じ。

そういう潔さがいい。

意味とか考えたら負け。

暑さに頭が沸いてるんだから。

 

ちなみに西川さん、御歳46歳である。

先日TVに出ているのを見たら、筋トレにはまっているらしく妙にマッチョになっていた。

ぜひそのままスタイルを変えずに突っ走ってほしいと思う。

50歳過ぎても、曲がガンダムのOPに採用されるようなカッコ良さを見せてほしい。

ちなみにT.M.Revolutionの冬の曲といえば、先にも挙げた裸ネクタイ「WHITE   BREATH」だと思うが、個人的には「Burnin' X'mas」も好きである。

もうタイトルからアレな感じのする曲だが、そこを勢いで突っ走るのが西川さんらしさである。

 

暑い夏に熱い曲を聴いて、自分も熱くなって暑さを忘れる。

そのアホらしさもまた、夏の魅力である。