異呆人

毒にも薬にもならない呟き

睡眠負債、睡眠夫妻

もう数年前から、「今日は身体の調子がいい!」ということがなくなっている。

まぁ、30歳過ぎればみんなそんなものかもしれない。

特に私は20代の頃は無茶な生活を平気でしていたので、その反動が出ているのかもしれないと思っている。

例えば、ファミレスで朝まで仲間とカードゲームに興じていて、そのまま寝ずに20km走るとか。

2泊3日の旅行に出た翌日に、ハーフマラソンを走るとか。

時間とお金さえ許せば、自分の体力というのはコストとして考慮していなかった。

若かったなぁと思う。

いや、今でもまだ若いつもりだが。

syuten0416.hatenablog.com

 

結婚式を終えてひと段落したはずなのに、相変わらずそんな感じである。

仕事のペースを上げていることも影響しているかもしれない。

毎週2泊3日くらいの日程で近畿〜九州のエリアをぐるぐる出張で回っている。

体力的にはあまり楽ではない。

先日、帰って、夕食の準備をして、食べ終えて、後片付けをして、ぐたっと床に倒れこんでいた。

妻もなんだか疲れた雰囲気で、眠そうである。

「今日は早めに寝るか?俺も5秒くらいで寝れそう」と言ったら、妻がハッとした顔になって「睡眠負債」について語り始めた。

どうやら、TVの朝のニュース番組でそういう話を聞いたようである。

番組紹介|睡眠負債が危ない|NHKスペシャル

 

すごくざっくりとした解釈だが、睡眠不足は蓄積し、身体の様々な機能を蝕むらしい。

その結果、がんや心臓病のリスクが高まるという話である。

世の中には短眠健康法などを唱える人もいるらしいが、睡眠不足が身体に良くないのは知られた話である。

ただ、妻はその朝の番組で「睡眠時間が5時間を切ると危ない!」というところに危機感を抱いたようである。

我が家の就寝時間は概ね午前0時。

妻は7時に起きれば余裕で仕事に間に合うので、7時間は寝ていられる。

私は5時、あるいは出張で朝早い飛行機を使う際などは4時や4時半に起きたりするので、5時間ギリギリかそれより短くなる。

加えて、私は大体先に寝ようとするのだが、妻は寝ようとしている私に甘えたりちょっかいを出したりする。

大人しく寝かせてくれないときはそのままセックスしたりするのだが、そうすると就寝時間は30〜40分遅くなる。

私は4時間くらいしか寝ていないことも多い。

 

しかも最近、私は寝るときは秒単位で落ちる。

それは隣で見ている妻からすればよくわかることである。

しかしすぐ寝落ちするということは、それだけ疲れているということで良くないそうである。

そういう現状を鑑みて、その番組を見たとき、妻は戦慄したそうである。

「私が甘えるせいで、夫の寿命が縮んでいるかもしれない」と思ったそうだ。

「ごめんなさい。もう寝ようとしているときに甘えたりしません」と謝られた。

どうやら冗談ではなく、本気で反省しているようである。

妻はそういう人間だ。

 

ネットでこの睡眠負債についていろいろ眺めていると、5時間未満の睡眠でガンになるリスクは1.3〜1.5倍上がるそうである。

私からすれば、「なんだ、その程度か」といったレベルである。

たくさん眠れるにこしたことはないが、それができないからといってどうこうというほどのものでもない。

最近は食べ物系などでも多いが、やたらと視聴者の不安を煽るようなTV番組が量産されているようである。

妻は素直な人間なので、そういった番組を見ると非常に心配する。

なんというか、率直に言ってやめてほしい。

適切に注意喚起することは必要だろうが、概ね視聴率のためにTVは度が過ぎる傾向にある。

だったらそんな番組、作らない方がマシだ。

 

ちなみに妻は平日でも7時間ほど寝ているが、休日は9〜10時間寝る。

その上、1〜2時間の昼寝をすることもある。

多分に過眠だが、妻は一時期鬱の診断を受けていたことがあるので、それについてはとやかく言わないことにしている。

どうせなら、他人の睡眠時間を分けて、相手を回復させるようなことができないだろうか。

そうしたら妻は好きなだけ寝て、身体機能の回復に必要な以上に寝た分は、私に分けてくれればいい。

実にバランスの良いシステムである。

「睡眠負債」という単語を聞いたとき、真っ先に「睡眠夫妻」という漢字が頭に浮かんだ。

夫婦で眠りを分け合える時代が来ることを望む。