異呆人

毒にも薬にもならない呟き

ランクアップとジョブチェンジ

6月の20日前に、会社で社員に一斉に封書が手渡された。

ボーナスの通知かなと思ったが、だったら10日前後ともう少し早いだろう。

私はボーナスは貰って嬉しいが、あまりあてにしていないので、いつ貰えるかを覚えていない。

6月だったか、7月だったか。

とりあえず封書は家に持ち帰り、妻の前で開けた。

中身は昨年度の人事評価の結果と、それを反映した今年度の待遇が書かれた紙が入っていた。

そういえば、前年度の人事評価は毎年6月に反映され、間に合わない4月,5月分は6月にまとめて精算される。

だから6月の給料日前に渡されるのだ。

「そうだったなぁ」などと思いながら眺めていると、なぜか給料が1割少し上がっていることに気がついた。

 

一瞬、「へっ?」という間の抜けた声が心の中で上がる。

給料が上がる心当たりがない。

一昨年は獅子奮迅の働きだったので、昨年分は普通よりはプラスに評価してもらっていた。

しかし昨年は、悪くはないが良くもない結果だったので、人事評価自体は下がっている。

なのに給料が上がっている。

それも1割以上である。

例えば月収が30万円であれば、1割とは月3万円である。

ものすごく大きい。

さらによく見ると、職務等級が上がっていた。

なるほど、それで大きく変わっているのか。

 

どこの会社でもそうなのかもしれないが、人事評価のテーブルというのはわかりづらい。

うちの会社では職務等級と技能等級というものがあって、その組み合わせで給料が決まる。

職務等級とは就ける役職を表したもので、技能等級というのは実績を評価したものである。

私は今、一般的に言う「主任」のような立場である。

職務等級もそれに準じた等級だった。

一昨年の実績で上がっているのは技能等級である。

今回の人事評価では、職務等級が上がっていた。

課長級の職務等級になっていた。

実際は課長ではないので手当てはないが、その等級に準じた給料に上がったようである。

 

実はもともと、課長級に上がる要件はほとんど満たしていた。

足りなかったのは、勤続年数だけである。

最低3年必要だった。

私は今の会社に入って今年で丸5年になるが、年度の途中の入社で、なおかつ初めの半年は契約社員だったので、この4月でようやく要件を満たしたようである。

そこまで考えて、給料アップに得心がいった。

実にわかりづらい。

しかし、ありがたいのは間違いなかった。

十分に貯蓄しようと思うと、家計は楽ではない。

今は金額固定で貯蓄に回している分を度外視すれば、私の小遣いが出ない。

妻も喜んでいた。

 

ただ、これで転職の可能性はさらに下がったなと思う。

私は今の会社に十分満足しているわけではない。

結婚を決める直前に転職活動をしていたこともある。

いろいろあって結局転職しなかったのだが、その経緯はブログにも書いている。

syuten0416.hatenablog.com

syuten0416.hatenablog.com

私は「やりたいこと」はないが、待遇は割と気にする。

自分という商品が買い叩かれているなと感じたら、もっと高く買ってくれる人を探すことに躊躇がない。

世の中「お金」がすべてではないが、私は仕事の評価や価値というのは、ストレートに給料で表されると思っている。

それが需給の結果だからだ。

 

私は転職先でも同等以上の待遇がほしいので、待遇が上がるということは、相応の仕事が少なくなることを意味する。

もう少し上がって管理職になれば、それに応じた仕事が出てくるだろうが、今はまだランク上の一兵卒である。

実際の仕事ぶりを加味しなければ、同等以上の待遇確保は難しい。

20代で待遇がそれほどでもなく、転職しても待遇が変わらない状況なら、純粋に面白そうな仕事を探せるだろうが、30代に入るとそうもいかない。

転職して下積みからスタートなんてのを繰り返していると、あっという間に同年代の人間と待遇の差がつく。

いわゆるキャリアプランというものを意識しなければならなくなってくる。

 

もし次に転職を考えるなら、課長になり、そこでそれなりの経験を積んだあと、30代半ばか後半だろうか。

それまでは大人しくしていた方がいい。

人生はやり直しが効かないし、時間は無限ではない。

ランクアップできるタイミングは限られているし、ジョブチェンジもタイミングを外せば、取り返しのつかないマイナス効果につながることもある。

まぁ、どのみちしばらくは今の会社にいるつもりだったので都合は良い。

どうせならもう少し上げてもらえるように、今年は久しぶりに本気を出そうかな。