異呆人

毒にも薬にもならない呟き

アメリカが北朝鮮を攻撃したら

syuten0416.hatenablog.com

半年ほど前にこんな記事を書いていた。

この記事自体は憲法改正の是非に絡めた話であって地政学リスクを論じたものではないのだが、「アメリカは世界の警察ではない」と言っていたトランプさんが方針転換したせいで、実際にこんな覚悟が問われる状態になってきている。

朝鮮半島での有事が、にわかに現実味を帯びてきている。

その前段階として、シリアへのミサイル攻撃はかなり衝撃的だった。

いくら化学兵器が使用された疑いが濃かったとはいえ、前言撤回するだけでなくそれを行動で示したことは驚きである。

一部では、被害を受けた子供の写真を見たトランプさんの感情的な決断だったという話もあるが、これだけ素早く実行に移せるということは、米軍がある程度予見していたケースだったのだろう。

 

この手の戦争行為というのは、結局はどこまで行っても価値観の違いと言わざるを得ない。

化学兵器を使用しただろうシリアが悪だとか、それを攻撃したアメリカが正しいとか、そういう議論ではない。

所詮は勝った方が正義というだけである。

だからミサイル攻撃という判断が正しかったかどうかは何とも言えない。

ただそこで引き金を引いたことが、他方面にも大きな影響を及ぼすことは間違いない。

いや、今回は「影響を及ぼす」なんて生ぬるい事態ではなく、名指しで北朝鮮を挙げて「次はお前かもしれないぞ」と言っているのである。

これもまた、北朝鮮と戦争をすることが良いとか悪いとか、そういう話ではない。

必要なことは、そういった事態が起きたときにどうなるか考え、それにどう備えるか考えることである。

 

少なくとも日本はアメリカの同盟国であり、日本国内に米軍基地もある。

巻き込まれないわけがない。

それも国内の米軍基地のみを狙うような器用で筋の通ったやり方はしないだろうから、市街地にミサイルが飛んできて一般市民が多数犠牲になることも考えなければならない。

射程的にミサイルが届くのは間違いない。

核弾頭を搭載できるか、狙ったところに当たるかといった、その程度の問題である。

そして一般市民に被害が出たとき、日本はどういった立場を取るのだろうか。

自衛の権利を発動して、北朝鮮自衛隊を派遣したりするのだろうか。

上陸戦はせずとも、空爆やミサイルを撃ち込むことくらいはするかもしれない。

戦争反対を声高に謳う共産党系の人々は、自国民が大量に犠牲になるようなことがあっても、同じ主張をし続けるのだろうか。

「そんなことは起こり得ない」ではなく、「もし起こったら」と真剣に考えておく必要があると思う。

 

日本までは難しくても、韓国内くらいであれば核兵器を爆発させることはできるかもしれない。

そう考えると、いまだ韓国に渡航制限がかからないのが不思議なくらいである。

アメリカの脅しは脅しであって、実際に攻撃に移ることはないと日本側は聞いていたりするのだろうか。

もしそうでなく、ただ単に事態を軽く見ているのだとしたら、それは磐石と思える安倍さんの急所となるかもしれない。