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異呆人

毒にも薬にもならない呟き

IKEAすげぇ 〜前編〜

新居での家具を買い揃えに、IKEAに行ってきた。

皆が「IKEA、いいよ!」と口を揃えて言うからである。

妻になる予定の人も、周りから同じようなことを言われていたようだ。

私はIKEAに行ったことがなかった。

もちろん家具を売っていることは知っていたし、安くてオシャレだとか、ショールームみたいなものがすごいとかいう評判も聞いていた。

しかし私は「どうせニトリみたいな感じでしょ」と思っていた。

さほどインテリアには興味がない。

IKEAのバカデカい建物は、車でしか行けないようなところにばかりあるし、都内に住んで車を持たなくなった私には縁がなかった。

 

とりあえず妻になる予定の人は、周りからの勧めでIKEAに行く気満々である。

しかし車でしか行けない。

仕方ないので、カーシェアを使うことにした。

いずれこの先、車が必要になる場面はときどきあるだろう。

仕事でカーシェアを使うことがあり、使い勝手の良さを感じていたので、良い機会だと思って登録した。

周りからの助言は、「送料がかかるから、割安さを生かすなら持って帰った方がいい」というものだった。

心に留めておいた。

 

当日、車でIKEAに着くと、思ったほど混雑していなかった。

広過ぎるため、密度が下がっているだけかもしれない。

ガスの開栓の立会いの予定を入れてしまっていたため、制限時間は2時間と少ししかない。

必要な品物は、妻になる予定の人がIKEAのHPで調べて、ショッピングリストを作ってくれていた。

このあたりのリサーチの細かさは流石である。

着いたのがちょうど昼食の時間で、食べるところがあるらしかったので、先に腹拵えをすることにした。

腹が減っては何とやら、である。

そしてまず、その昼食で驚くことになる。

 

まるで大学の食堂のような光景がそこにはあった。

広いカフェテリアのようなスペースがあり、食事を注文する場所があった。

正確には注文するのではなく、自らお盆を手に取って回るのである。

「大学の食堂のような」というか、まさに学食である。

驚くべきはその価格で、値段まで学食のようであった。

通常、このような買い物場所に併設されるフードコートやレストランは、割高に設定されているものである。

高くたって、他に食べるところがなければ客は入る。

つまりこの場合、食事の低価格での提供は、集客を目的としていないと考えられる。

それは来店客へのサービスであり、おそらくそれ以上にIKEAの哲学の表面ではないかと思う。

食堂も家具販売と同じで、セルフサービスを取り入れることで低価格を実現している、ということを表しているのだろう。

その徹底ぶりには素直に関心した。

なお、その安い食事が美味しくなかったことは記しておく。

 

食事を済ませ、ひとしきり感心してから、ショールームを見て回った。

IKEAが変わっているのは、小さなもの以外、商品のピックアップは最後にまとめて行うことである。

だからショールームを見て回って欲しい商品があれば、品番と倉庫での位置をメモしておく。

このシステムを途中まで知らずに回った私たちは、半ばから慌ててメモを取ることになった。

このあたりは、序盤でもっとわかりやすく案内してほしいと思う。

ショールームはこういった類の例に漏れず、とても洒落ていた。

こんな部屋作る方が大変だよ。

作ってから維持するのは、もっと大変だよ。

そんな風に心の中で毒づく。

妻になる予定の人は、自分がネットで調べた商品が実際にはどんなものかチェックするのに必死で、ショールームの雰囲気は二の次のようだった。

 

続く。。。