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異呆人

毒にも薬にもならない呟き

手帳は毎年クオバディス

もう師走に入ってしまった。

仕事も忙しいが、それ以外にもやらなければならないことがたくさんある。

仲間内での忘年会のセッティングもあるし、結婚式の準備でドレスを決めに行く必要もあるし、妻になる人と暮らす引っ越し先を考える必要もある。

そんなこんなを一つずつ考えては片付け、できるだけ頭の中でグルグルしないように進めている。

やることがたくさんあると、「わぁー!」となってしまう人がいる。

仕方ない部分もあるが、「わぁー!」となって頭の中でグルグルしても、物事は1mmも動かず解決しない。

絡まった紐は強引に引っ張らず、一つ一つ手繰っていくに限る。

腹を決めて腰を据えて、落ち着いて取り組むしかない。

 

そんな師走に「はてなブログ」のトップを眺めていたら、「手帳」というカテゴリーがあった。

「そうだ、来年の手帳買わなきゃ」と、そこで思い出す。

手帳は社会人になってから、ほぼ毎年同じ手帳を使っている。

クオバディスのABP1である。

今年は書く量が減ったので、同じレイアウトで一回り小さいABP2にした。

もはや他の手帳に変える気が起こらない。

こういう仕事でよく使う物が決まっていると、仕事のスタイルがマンネリ化する場合もあるが、私はむしろスタイルが安定するメリットの方が大きいと思っている。

手帳なら、どこに何を書くか、どういう風に使うかが一定していると、必要な情報を探し出したり、記したりするスピードが速くなる。

小さなことだが毎日やっているとチリツモであり、そういう小さなことのスピードや、それにまつわるストレスがあるかないかが、仕事の質に関係すると思っている。

 

新卒で会社勤めが始まったとき、私は手帳など持っていなかった。

それまでは予定もTo Doも全て頭の中で管理していたし、記憶力には自信があったのでメモ帳しか持っていなかった。

しかし仕事で必要なことをメモしていると、メモ帳がすごい勢いで埋まってしまう。

いつどこに何を書いたかわからなくなる。

おまけに先の予定の管理がメモ帳では難しく、覚えておくことが多すぎて頭の中では管理しきれなくなった。

当たり前の話である。

 

確か年末に帰省して、高校の部活仲間との忘年会に出るときだった。

待ち合わせ場所にかなり早く着いたので、Loftに入って時間を潰していた。

特設の手帳コーナーの前で「手帳があったら便利かなぁ」などと考えているときに、目にとまったものがクオバディスの手帳だった。

http://www.quovadis1954.jp/speciality/img/img_impala01.jpg

見た目はこんな感じ。

シンプルで洗練されたデザインである。

私が使っているABPは、カバーがこのアンパラというビニールのラインナップしかない。

丈夫で水や汚れに強いカバーで、機能性が非常に高い。

http://www.quovadis1954.jp/lineup/img/img_daily_a1.jpg 

中はこんな感じ。

当時の私の仕事は、客先を訪問してその場で口頭で受注することも多く、書き込む量が非常に多かった。

なので1日1ページの手帳は非常に助かる。

このABPに限らず、クオバディスの手帳はバーティカルに時間軸が取られているのが特徴である。

だが、私はその機能は使ったことがない。

基本的に時間単位で綿密なスケジュールを組むことが少ないためである。

縦線で区切られている左側に予定、右側にメモを書くというようなざっくりとした使い方をしている。

 

クオバディスの手帳の最も好きなところの1つが、ページの隅が点線になっていて千切れるようになっていることである。

画像ではわかりづらいかもしれないし、わかったとしてもどんな意味があるかすぐにはわからないかもしれない。

ページの隅を千切っていくことで、隅が千切られていない最後のページ、つまり今日のページがすぐわかるようになっているのだ。

多くの手帳は、栞や紐を挟んで今日がどのページか管理するようになっている。

そうすると、うっかり外れてしまったときに今日のページを探すのがめんどくさいし、意外と開くときに気を使ったりする。

コンマ何秒の些細な違いではあるが、パッと取り出してパッと開けるこの仕組みは、すごくストレスフリーだと思う。

ボタンやゴムで手帳の表紙を留めるものなど、私にとっては邪魔くさいだけである。

 

外回りで使う物なので、手帳を開くのも屋外であることがほとんどである。

机の上できっちりペンを走らせるわけではない。

カバーの柔らかさや紙質も私にとってはちょうど良かった。

このABP同様に1日1ページになっている「ほぼ日手帳」もなかなか魅力的だと思ったが、紙が薄くて頼りなく思われた。

タフに使うなら、クオバディスの方が向いている。

使えば使うほど、比べれば比べるほど、自分にとってフィットする手帳だなと感じるのである。

デメリットは、マルチラングだが日本語表記がなく、曜日がわかりにくいところ。

シールが付属で付いていたりするが、日本の祝日表記も一切ない。

あと、シールを貼るのは、個人的にスタイリッシュじゃないと思う。

それから、そもそもメモより予定管理に重点を置く人は、このABPのスタイルが合わないと思う。

予定管理ならウィークリーやマンスリーの手帳の方が圧倒的に見やすい。

 

そして意外な落とし穴が、クオバディスを置いている店が非常に少ないことである。

クオバディスを置いていたとしても、ABPを置いているところはほとんどない。

私が最初にLoftで出会えたのは、奇跡じゃないかと思えるほどである。

だからほぼ毎年ネットで購入している。

去年、ABP1から2に変えるとき、大きさの違いを実物で見てみたくて置いていそうな店を探したが、銀座の伊東屋でようやく見つけたほどである。

 

そんなわけで、来年の手帳も今年と同じ、クオバディスのABP2で注文した。

カバーは今年も来年も赤。

「商売人にとって、赤は赤字をイメージさせるから避けるもの」という人もいるが、私にとってはそんな些細な験担ぎより、自分の好きな色を使ってモチベーションを上げることの方が重要である。

さて、あと残りわずかとはいえ、わずかに2016年は残っているわけで、きっちり締めて気持ち良く来年を迎えられるようにしないとなぁ。