異呆人

毒にも薬にもならない呟き

容姿なんてそれ以上でも以下でもない

全身の筋肉痛に襲われている。

さすがに夜通し走り続けた反動は、普段10km,20km走ったときとは比べ物にならない。

足だけでなく、腕や腹筋まで痛い。

タンパク質を大量摂取して、筋繊維の再生を早急に図る必要がある。

ただでさえ最近は痩身化が進んでいて、今はどうしたら太れるか頭を抱えているところである。

これ以上痩せて、健康診断の結果がさらに悪化することは避けたい。

すでに痩せ過ぎで経過観察なのである。

まさか痩せ過ぎで要再検査とかあるのだろうか。

 

リレーマラソンには走るメンバーだけでなく、応援で来てくれる人もいる。

夜通し走るのはもはや罰ゲームと言えるが、夜通しそれを見ているだけというのも大概である。

今年はメンバーの奥さんが1人、応援というか付き添いで来ていた。

彼らの結婚式にも出席させてもらったので、顔は見知っている。

本人は仲間内で毎度こき下ろされるようなろくでなしだが、奥様は可愛くて愛嬌があり面白く、さらには気遣いが出来てしっかりしていた。

毎日爪の垢でも煎じて飲ませてもらえば、旦那も少しはマシになるかもしれない。

 

その奥さんから「関ジャニの大倉くんに似ている」と言われた。

私は家にテレビがないので、芸能人については非常に無頓着である。

ほとんどの人は名前を挙げられてもわからないか、顔を見たことはあっても名前がわからない。

関ジャニのメンバーなんてほとんど知らないが、その大倉くんは知っていた。

以前にも、取引先の人から同じことを言われたからである。

そのときはもちろん知らなかったので、「誰ですか?」と言ってスマホで画像を検索した。

見ると確かに、似てると言って言えなくもない。

しかし大倉氏のファンには申し訳ないが、その検索結果で出てきた画像がいかにも「俺、かっこいいでしょ?」と言わんばかりであまり好きになれなかった。

そもそも、私はそんなに格好良くない。

そのことは「似てる」と言った人にも指摘しておいた。

ちなみに他には東方神起チャンミンに似ていると言われたことがある。

こちらの方が「なるほど」と思わされた。

 

以前にも書いたが、私はイケメンがどうにも好きではないし、イケメンと言われることも好きではない。

それと同じで美女も好きではない。

いや、見ているだけならいい。

それが裸ならなおいい。

ただし付き合いたいとは思わないし、まして結婚したいとは思わない。

ちなみに、いわゆるB専ではない。

あくまで容姿を、本人を評価するにあたって何の参考にもしない、というだけである。

美女を見ていたいなら、篠山紀信が撮ったヌードでも壁に掛けておけばいい。

美しいということはそれだけで価値があるが、美しいということはそれ以外の役には立たない。

一緒に話をし、生活をする上では、美の優先順位はとても低い。

もちろん美女で好人物なら言うことなしだが。

 

概ね容姿が良い人というのは、幼少からそれを褒められて育っている。

チヤホヤされ慣れていて、それが当たり前だと思っている人間が結構いる。

そういう人間というのは、してもらうことに慣れているわりに、自分が何かしてあげることには無頓着だったりする。

他人のダメ出しは嬉々としてするが、それを見て我が振り直すことをしない。

もちろんそんな人間ばかりではないが、割合として多いように感じる。

あるいは美女やイケメンがそんな奴だと、余計に鼻につくだけだろうか。

 

私は容姿なんて、それ以上でも以下でもない価値しかないと思っているが、世の中には恋愛や結婚の対象に容姿を求める人が結構いる。

まぁ価値観は人それぞれなので結構だと思うが、そのせいで容姿にコンプレックスを持つ人がいることは残念である。

自信過剰な美人もみっともないが、過剰に容姿を卑下する不美人もみっともない。

人の魅力なんてものは、それだけで決まるわけではない。

逆に相手の容姿ばかり気にするような輩は、その程度の見る目しかないと思えばいい。

 

私の嫁予定の人も、容姿にそれなりにコンプレックスがあるようだ。

特に丸顔なのが気になるらしい。

付き合い始めた当初は、「可愛い」と言っても「可愛くないもん」と逆にスネられた。

そのたび自信を持つように諭し、最近は「可愛い」と言うと「目、大丈夫?」と返せるくらいまで成長した。

なかなかのものである。

 

心の美しさというのは目に見えない。

だが目に見えなくても、わかる人にはすぐわかるものである。

それが見せかけのハリボテか、それとも滲み出る人間性かもよくわかる。

一生懸命生きている人間というのは、やはり表情や雰囲気にそれがよく表れる。

そして人間性というのは、長く生きるほど磨かれていくものである。

歳と共に劣化する容姿より、大切であることは言うまでもない。

だから彼女にも、胸を張って生きてほしいなと思っている。