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異呆人

毒にも薬にもならない呟き

ランニングギアの選び方

これでも学生時代は、フルマラソンを3時間切るタイムで走っていた。

いわゆる「サブスリーランナー」である。

毎日飽きもせず走ってばかりいたので、トレーニングの賜物と言えばそうである。

今はまったくもって同じレベルになく、たまにジョギングをする程度で市民ランナーの中でも下の方の実力だろう。

しかしながらまったく走らない人からすれば走っている方だろうし、昔はよく走っていたことは事実なので、走るときの服装とか靴とか、ランニングギアの選び方に関する質問を受けることが多い。

確かにスポーツ用品店に行っても、靴の種類だけでもたくさんある。

店員に聞けば最適な商品を提案してくれるだろうが、身近な知ってる人に聞いてみようという気持ちもわからなくはない。

私だってそれほど詳しいわけではないが、後輩の靴選びに付いて行かされることも多かった。

よく言われるが、「知ってそう」感があるらしい。

 

靴は走る上で最も重要な装備である。

個人的には、実力が拮抗してるならそれだけで勝敗が決することもあるのでないかと思う。

しかもランニングに関しては、「道具にこだわるのは実力がついてから」ということが当てはまらない。

実力が伴わないからこそ、適切に靴でサポートする必要がある。

靴を選ぶ際の一番のポイントは足に合っているかどうかである。

これは「〜cm」という足の長さのサイズだけではない。

最近はワイドとかスリムとかのラインナップも出ているが、足の幅も重要である。

長さが合っていても幅が違えば、足が不要に締め付けられたり、靴の中でスペースができてブレてしまったりして、マメができる原因になったりする。

 

他に足の甲の高さの違いもあれば、土踏まずの有無もある。

一般的には土踏まずのない扁平足ぎみの人は、アンダーソール(靴底)のフラットなタイプが足に合うと言われている。

土踏まずの高いハイアーチの人は逆である。

私はハイアーチだが、フラットソールを履いていたときは、中で足が動くような感じがしてしっくりこなかった。

そういった足の形やサイズは見てわかる部分もあるが、測ってもらうという方法もある。

ときどきミズノやアシックスなどのシューズメーカーが、足型測定会を開催していることがある。

店舗によっては常設でやっているかもしれない。

私が測ってもらった10年ほど前は、それぞれのメーカーで使っている機械が違って、測定項目もいろいろ種類があって面白かった。

ちなみに私の足は長さの割に幅が細く、甲が低いのにアーチが高いそうである。

接地面積が狭くて面積あたりにかかる圧力が強く疲れやすいとか、シューズを選ぶならレディースの大きいサイズの方が合うだとか言われたりした。

ちなみに一般的な日本人男性は、幅広で甲高で扁平足が多いと言われている。

 

 メーカーは名の知れたスポーツ用品メーカーであれば、今は大差ないと思う。

個人的にはミズノ中心に履いてきたし、ミズノとアシックスならハズレは少ないと思う。

軽さや履き心地やクッション性なら他メーカーも追随してきているが、耐久性に関してはまだ2大メーカーの方が上だと感じる。

へたりにくいので長く履ける。

最近はナイキやアディダスも良いシューズを出しているし、それ以外にニューバランスなら昔履いたことがあり、柔らかくて好き嫌いはありそうだったが悪くなかった。

それ以外にもランニングシューズを出しているメーカーがあるようだが、履いたことがない以上なんとも言えない。

折しもランニングブームであり、マーケットの伸び代を感じて参入する会社もあるようだが、長く使うものだけに新しいものを試して失敗すると怖い。

 

あとは目的である。

ランニングシューズと一口に言っても、履く人のレベルや用途によっていろいろ種類がある。

基本的にあまり走らない、走力の低い人ならソールは厚めのシューズが良い。

ソールの薄い靴は足が疲れやすく、筋力がないと怪我の原因にもなる。

アシックスならゲルシリーズ、ミズノならウェーブライダーあたりが、ちょっとジョギングを楽しむランナーや、そういった人がマラソンを走るときのシューズとして適している。

走力がついてくれば、もう少し薄めのシューズを履くとスピードが出る。

フルマラソン4時間近辺のサブフォーランナーなら、アシックスのスカイセンサーがオススメである。

スピードはやや出にくいが、軽さとクッション性のバランスが秀逸である。

ミズノはこの辺りのモデルが薄く、ウェーブエアロあたりが該当するのかなと思うが、あれはモデルとしてまだ残っているのだろうか。

サブスリーランナーにシューズの指南など不要だろうが、アシックスならターサーシリーズ、ミズノならウェーブスペーサーが有名である。

自信があるなら、アシックスのソーティマジックやミズノのウェーブエキデンが、ソールが薄くてスピードを追求できる。

逆にそれらのシューズは始めたばかりの人が履くものではないので注意してほしいと思う。

基本はソールの厚い靴ほど疲れにくいし足に優しいがスピードは出ない。

たまにソールが厚いと靴が重くて疲れやすいと思う人がいるようだが全く逆である。

ちなみにレース向けではなくトレーニング向けのモデルもある。

ミズノのウェーブイダテンやアシックスのターサーシリーズの廉価モデルなどは、トレーニング向きでレースモデルより安いが、性能はそれなりに良いので意外とオススメである。

 

シャツやパンツは吸水性と速乾性があり、軽いものが良い。

綿のシャツなど言語道断である。

汗を吸って重くなるし見た目も悪い。

パンツも裾の長い厚手のものを履いている人をたまに見かけるが、いわゆるバスケパンツのようなものは重くてランニングには不向きである。

別にランニングシャツにランニングパンツにする必要などないが、夏場ならランニング向きのTシャツと丈の短いショートパンツが良い。

冬場ならランニング用の薄手のジャージやウィンドブレーカーが良い。

個人的にオススメなのはタイツである。

夏場ならショートタイツや膝丈くらいのタイツ、冬場ならロングタイツである。

タイツは長距離を走っても股擦れしにくく、冬場は保温性も高い。

私などはタイツそのままで走るが、女性などはその上からショートパンツを履けば恥ずかしくないだろう。

恥ずかしいといえば、シャツやパンツは色の濃いものにした方が良い。

色が薄いと透けたり、パンツだと漏らしたような汗のかき方をすることがある。

女性のスポブラが透けるのは構わないが、男の乳首が透けてたりすると見ていて不快である。

 

私は今、シューズはアディダスのCSブーストを履いている。

練習用のつもりだが、レースでも履くことが多い。

全然走っていないので、レース用を履く勇気が出ない。

昔作った、中敷を足に合わせて作れるオーダーシューズが、まだシューズケースの中で眠っている。

オーダーソールの効果のほどはあまり感じられないが、色もオリジナルのカラーリングで作製できるので、レースで履くとテンションが上がったものだった。

いつかまた、あれを履けるくらい練習してレースに臨みたい。

いつまでも「昔は〜」なんて言っていたくないものである。