異呆人

毒にも薬にもならない呟き

段取り上手の憂鬱

結婚の準備が忙しい。

先方の親が「お日柄」を気にするらしく、挨拶だとか顔合わせだとかの日程を決めるだけで大変である。

いつ式を挙げて、いつ入籍して、いつ同棲するのかとか、決めなければならないスケジュールが山ほどあり、それら1つ1つにも懸案事項がたくさんくっついている。

そんなこんなで自分のことで忙しいのだが、今年は父親が還暦である。

還暦祝いの段取りは地元にいる弟に任せたかったが、弟が「プレゼントは自分が準備するから食事会のセッティングをしてほしい」と言うので、仕方なく引き受けた。

一応、長男であるという責任感もある。

ただ弟家族には乳幼児が3人もいるので、場所選びにかなり気を使う。

10人近い人数で、乳幼児OKで、個室で、できれば座敷がいい、となると、もはや選択肢自体がかなり限られてくる。

弟家族は人数が多いので、予算を抑えてほしいとも頼まれている。

面倒である。

 

それから秋には、東京に来てもう6年目の参加になる年1回のイベント、リレーマラソンがある。

毎年親友と2人で人を集めて参加しており、どちらかというとホストで、段取りをいろいろしなければならない。

参加の手続きとか、必要なものの準備とか、集合場所や時間を決めたりとか、打ち上げの会場を決めたりとか、これもいろいろである。

6年続けていれば、もはや仲間内の恒例行事のようになっており、楽しみにしてくれている人もいる。

迂闊に手を抜くわけにはいかない。

 

私は段取り上手だと思われているようだ。

仲間内での飲み会のセッティングなども、よく頼まれる。

まぁ実際に上手くいっているかどうかはわからない。

ただ一度やると決めたらサクサク進めていくタイプなので、放置して間際になって慌てるようなことがないのが良いのかもしれない。

他人にとっては。

私も自分のことなら適当に決めるようなことでも、他人が関わるとなると、できるだけ楽しんでもらおうとか、余計なサービス精神を発揮してしまう。

まぁ少なくとも、不快な思いはさせたくない。

 

例えば飲み会であれば、メニューを熟読してしまう。

「〜時間飲み放題、料理〜品、〜円」と書いてあっても、その中身はいろいろである。

最近は飲み放題にビールが入っていなかったり、ビールだと思ったら第3のビールしかなかったりすることもある。

家で飲むならともかく、外で金を払って飲むならやっぱりビールが良い。

料理も品数が多いだけで、酒の肴ばかり出す店もある。

これまた自分1人なら問題ないが、たくさん人がいるとなると、酒飲みでない人間もたくさんいる。

皆が楽しめるようなメニューでなければならない。

女性がいるなら、女性が好みそうな料理やドリンクがあるかもチェックする。

それでいてコストパフォーマンスの良いところがいい。

あとは参加者それぞれの住所から、アクセスの良いところで探す必要もある。

駅からの近さも外せない。

あらかじめ仕事で遅れることがわかっている参加者がいるなら、その人の職場の近くで店を探すこともある。

そんなことを際限なくあれこれ考えるから面倒なのだが、どうもこういう段取りにおける手の抜き方がわからない。

自分が直接関わるとなると、大勢のために少数を犠牲にすることはできるだけ避けたい。

 

性分なのだろう。

仕事も大体そんな感じである。

ややおせっかいというか、気を回しすぎるきらいはある。

仕事と同じ感覚で、プライベートの段取りもしていると言えばいいかもしれない。

以前にも書いたが、営業の仕事は段取りが多い。

仕事で調整や折衝を重ねていった結果段取りが上手くなり、そのためにプライベートで余計な負荷がかかることになるとは何とも残念である。

最近世間では、そういう世話焼きをする人を「コンシェルジュ」なんて横文字でカッコよく表現したりする。

私もお金をもらって、仕事としてやってみようか。

まぁどう考えても飯を食っていく算段がつかない。

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