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異呆人

毒にも薬にもならない呟き

役立たずの上司

以下、ただの仕事の愚痴である。

先日、事務の女性Aさんから相談というかお願いを受けた。

「取引先で使っているシステムで不具合があって、朱天さんがそれに詳しいと聞いたので一緒に行ってもらえませんか?」ということだった。

これだけだと私の不満が1mmも伝わらないので詳述したい。

 

うちの会社では取引先に委託している業務がある。

それは取引先の業務システムによっては、そのシステムを通して処理できるものである。

しかし、そういったシステムを持たないアナログな取引先や、開発をお願いできなかったシステム会社の業務システムを使っている取引先には、オリジナルのクラウドシステムを無料で使ってもらっている。

その割合は半々くらいである。

件の取引先は後者だが、普段使っている業務システムとうちの会社のクラウドシステムで会計処理が異なっていて困っており、他社の業務システムの方を修正できないかという依頼だった。

本来なら取引先自身がすることであって、うちにはまったく関係ないが、半ばお願いとして業務委託をしている立場であり、またその取引先が取引額が大きいこともあって、こちらから訪問する話になっている。

そこで、私がその他社の業務システムに詳しいという話を聞いて、そんな依頼をされたのである。

 

私はただの営業マンであってSEではない。

ただ、その業務委託の仕組み自体を強く推奨した人間ではある。

だからたくさんの業務委託先を開拓したし、その開拓作業の中で他社の業務システムに触れる機会が多かったので、確かにほんの少しは人より詳しい。

だから「朱天が他社の業務システムに詳しい」という言説が流れているのだろう。

だがシステム屋でもない私がいじれるところなどたかが知れており、今回の依頼において私にできることはほとんどないと思われる。

ちなみにその業務委託の仕組みは不採算ということで、今はあまり普及を進めていない。

私はその業務単体の採算だけでなく、マーケティングにおける波及効果が大きいと考えているので、未だに普及拡大を進言している。

それでチャンバラをすることもあり、私にとっては曰く付きの仕事である。

 

この委託業務には専門の部署がある。

私は普及推進派ではあるが、その部署には入れられていない。

そもそも専門の部署自体が形だけのものであり、事務作業とその業務における苦情処理のためだけに存在している。

何かあったときに責任を取る者がいないと困る、というわけである。

私に今回の話を持ってきたAさんは、最近その部署に兼部で回されている。

部署はAさんと部長のBさんだけである。

基本的に事務処理以外の実働は、Bさんが直接行っている。

 

このBさんが曲者なのだ。

元は営業の部長だったが、失態を続けてそこの部署に流されている。

私も一緒に仕事をしていた期間が長かったが、数々の被害を被っている。

危うく取引先を失いかけて、怒り心頭して社長にキレたこともあった。

向こうもある程度自覚があるため、私には非常に遠慮がちである。

 

さておき、今回の話も当然部長であるBさんのところに話がいった。

半年以上前に。

Bさんは「わかった」と言いながら、一度も訪問していないらしい。

確かにBさんが行って問題が解決する可能性は低い。

しかしこの場合大切なのは問題の解決だけでなく、「訪問して対応しました」という事実である。

それをわかっていないのか、わかっていて放置しているのかは不明である。

間違いないのは、その話が半年以上放置されているということである。

取引先は会計処理がおかしくなる特定の業務を除いて、委託業務を続けてくれているらしい。

委託を廃業されても仕方ない状況だが、丁寧な対応をしてくれており頭が下がる。

 

これに関しては、関連する他の部署からも問題を解決するように度々依頼が来ているらしい。

ただしBさんの立場は部長なので、目下の者はあまり強く言えない。

そこで問題を放置しておけないという正義感を発揮したAさんが、事務の女性ながら自分で訪問して対応しようと思ったわけである。

しかしながらAさんはその業務に関する経験が浅い。

それで私に同行を依頼してきたのだった。

 

私はすぐにでも訪問するからアポを取るように依頼した。

同時に、その件は社長に報告するようにも言った。

小さい会社である。

社長に話をすることなど容易い。

Bさんのような人間は、立場が上の人間から言われないと懲りない。

そんな有様で部長としての給料をもらっているのだから腹立たしい。

積年の恨みすらある相手なのに、その尻拭いをすることに大いに不満がある。

呪詛とともに文章にあらわし、幾分かストレスを発散させていただきたい。