異呆人

毒にも薬にもならない呟き

ベッドの頭のティッシュ

私は仕事で週の半分以上は出張している。

だからよくビジネスホテルに泊まる。

うちの会社の制度として、出張手当はない。

代わりと言ってはなんだが宿泊費が固定で、実際に使った分に関わらず一定額支給されるようになっている。

つまり安い宿に泊まった方が儲かる。

 

最初の頃はまだ若かったこともあり、好んでカプセルホテルに泊まったりしていた。

さほど良い給料を貰っているわけではないので、生活の足しになり助かった。

今はそこまですることはない。

ただそういった事情で、各地のいろんなビジネスホテルに泊まっている。

ビジネスホテルと言ってもピンからキリまである。

大抵は値段なりで、高いホテルほど設備もサービスも良い。

安いホテルには目も当てられないようなところもある。

安アパートを改装しただけじゃないかと思うようなところもたくさんある。

 

いつもビジネスホテルに宿泊していて、気になっていることがある。

それはティッシュボックスの位置である。

私は机の上に置いておいてほしいと思う。

使うのは大体が食事のときか、身だしなみを整えるときである。

だが半数くらいのホテルは、ベッドの頭の部分に置いてある。

簡易な電灯が置いてあったり、時計が乗っていたりする場所である。

部屋の電気のスイッチが付いていることもある。

 

ベッドでティッシュを使うのなんて、行為の後くらいしかない気がする。

それとも、寝ているときに鼻をかみたくなる人が多いのだろうか?

私にはそんな習慣はないので、いつも不思議に思う。

ビジネスホテルとはいえ、ダブルベッドならまだわかる。

「気を利かせたのかな?」と解釈できる。

だがもちろん、私が泊まる部屋のほとんどはシングルである。

私はベッドの上で一人プレイしたりしない。

大体、そんな気の利かせ方はしないだろう。

なぜあのティッシュボックスがベッドの頭に置いてあるのか気になる。

 

ちなみに私が行為とティッシュとの関係に気付いたのは、漫画版「クレヨンしんちゃん」を読んだときである。

 トイレでトイレットペーパーを大量に使うしんのすけをみさえが叱ったとき、しんのすけが「父ちゃんと母ちゃんの部屋のティッシュもすぐなくなる」と反論するシーンがある。

みさえが「大人は体が大きいからたくさん使うの!」と言い訳して、しんのすけは一応納得して終わる。

私がこの話を読んだのは中学生だったか高校生だったか忘れたが、このネタの意味がわかるくらいには長じていた。

童貞だったが、「なるほど確かに使うはずだよな」と思った。

余談だが、「クレヨンしんちゃん」はアニメが低年齢層に爆発的に流行ったが、漫画は子供の目から見た大人の理不尽さのようなものをネタにした話も多く、大人が読んだ方が面白いと思う。

 

それでも童貞だった頃は、「ゴムを付けていれば大してティッシュは必要ないんじゃないか?」とか、「ゴムを外すときには必要になるか」とか、あれこれ行為とティッシュとの関係を妄想していた。

ティッシュネタというのは自慰に対してもよく使われるが、私は後片付けが楽なようにトイレか風呂場でするので、部屋のティッシュを消費することはない。

だから余計に部屋のティッシュと行為の関係は、私にとっては行為に対する興味と同じようなものだった。

 

まぁ実際に初体験を済ませてわかったことは、行為の後のティッシュは女性の方が使うということだった。

女性は濡れるのである。

終わったら大抵がビショビショで、抜くと同時に溢れ出すような人もいる。

そのせいで自分も濡れるので、二人してたくさん使うことになる。

そう考えれば、みさえはかなり濡れる方なのかもしれない。

そして後にひまわりが生まれる設定から考えても、あの夫婦はアニメではネタのようにみさえが恐妻扱いされているが、実はかなりラブラブなのだと思う。

あるいは、ひろしがなかなかのヤリ手なのかもしれない。

そんな大人の妄想も楽しい。

 

話がかなり逸れたが、ビジネスホテルでベッドの頭にティッシュを置く必要はないと思う。

私なんかは、あそこに置かれたティッシュを見るたびに、いろいろ妄想してストーリーを作ってしまう。

人の妄想欲をむやみに刺激しないでもらいたい。

いや、これは勝手に妄想する私が悪いのか。