異呆人

毒にも薬にもならない呟き

街コンのその後④

前回のお話。

街コンのその後③ - 異呆人

 

さて、Bさんはなぜ彼氏がいるのに2人での食事の誘いに応じてくれたのか?

恋愛経験のない私にはわからなかった。

可能性を挙げるだけでもたくさんある。

 

・彼氏とうまくいっておらず、別れることを考えている。

・私が好みのタイプだったので、乗り換えを考えている。

・ただのメッシー。

・異性と2人で出かけることを何とも思っていない。

・異性の友人としてならいいかと思っている。

etc…

 

Bさんの反応は良いが、あまり積極性も感じない。

全然読めない。

もし私にボールが回ってきているのなら、強引にドリブル突破を図るのも1つだろう。

でも、そこまでしてBさんと付き合いたいかと言われればわからない。

そんなことをあれこれ考えた。

だが、とりあえず今回のマイルールは「2回は会う」である。

 

なので私は次のお誘いのメールを投げた。

「今度は飲みに行かない?でも彼氏がいるなら迷惑かな?」という高めの直球である。

むしろ常識的に断わってくれることを願った。

だがBさんからの返事は「迷惑じゃないですよ。行きましょう!」だった。

ますますわからない。

何か変なフラグが立ってないだろうか。

Aさんのときもそうだが、恋愛の練習のつもりの私にとっては、ちょっと不安になる展開である。

普通の男だったら嬉しいんだろうか。

イケそうな気がする、とか喜ぶのだろうか。

 

場所は再び銀座。

少し雰囲気のあるお店にした。

Bさんは相変わらず可愛い。

そして相変わらず真意が読めない。

楽しく飲み食いし、店を出た。

この状況をどう考えたらいいのだろう。

いまだに冷静に俯瞰している自分がいた。

やはりこの感覚は恋愛ではない気がする。

ここで一気に攻め上がる欲求も覚悟もなかった。

というかやっぱり、彼氏がいるのに他の男(それも知り合ったばかりの)と一緒に飲みに行くような女性はダメだよ。

と、常識的な結論に落ち着いた。

 

その後、Bさんとはまったく連絡を取っていない。

Aさんと同じ状況である。

あのときの彼女の気持ちは今もってわからないし、知る由もない。

とりあえず今回の一連の茶番と呼んでよさそうなものからわかったことは、私には恋愛ごっこはできても恋愛はできないということだった。

コミュニケーションはまともに取れるし、相手の反応も悪くない。

その気になれば付き合うところまで運ぶことはできるかもしれない。

 

でも全然気持ちがついていかない。

好きだという気持ちが湧かない。

自分に欠陥もしくは不全があると感じた。

性欲はあるから無性愛ではない。

自分が本当に望む相手と出会っていないだけだろうか。

ならそれはどんな相手なのか。

あれこれ自問しながら、結局私は恋愛ごっこすらずっと手をつけないことになる。

そして私は今に至るまで、自然発生的な恋愛を経験していない。

たぶんこれからも経験しないだろう。

なんか素直に一目惚れとかしてしまう人が、ちょっと羨ましかったりする。