異呆人

毒にも薬にもならない呟き

街コンのその後③

前回までのお話。

街コンの思い出 - 異呆人

街コンのその後① - 異呆人

街コンのその後② - 異呆人

 

さて、街コンで連絡先を交換した2組の女性陣のうち、それぞれ1人ずつに食事のお誘いをした。

Aさんの場合は彼女から連絡が来た。

最終的に私とは合わないなと思ったが、Aさん自体は素敵な女性だったし、デートは楽しかった。

もう1人、平行してBさんにもアプローチしていた。

今回はそのBさんとのお話である。

 

Bさんは学生2人組のうちの1人である。

街コンのときは一緒に来ていた女の子の方がよく喋ったので、おとなしい印象だった。

なのでもう少し話してみたいという気持ちがあったし、容姿や雰囲気がストライクゾーンだったというのもある。

普段は打席にすら立たない私には、ストライクゾーンもへったくれもないのだが、なんとなく良いなと思った。

 

このなんとなくという、フィーリングは私にとって大切だ。

仕事や友人などの人間関係においても、私はフィーリングで相手を判断している。

それは直感でなく、明文化しづらい各要素を複雑瞬時に判断することである。

だからそのフィーリングを解体していけば、1つ1つの理由に行き当たる。

私はあまり解体しないが、それはそんなことをしなくてもフィーリングが大抵自分にとって正しい判断だからである。

なぜ良いと思ったか、嫌だと思ったかは大切でない。

物事の判断基準は単一でないので、わかりやすい理由に集約してしまうことは、門切り型に可能性を捨てることにつながりかねない。

あるとき良いと思った基準に該当する人がいたとしても、その人も良いと思えるかは別の話である。

だから複雑なものを複雑なまま処理した結果がすべてである。

 

Bさんには、何も考えずにさらっと「次の休み、予定が空いてたらご飯食べに行かない?」とメールした。

基本的に私は直球を多投する。

食事に誘った経験などないくせに、口実作りに頭を悩ませることをしない。

めんどくさい。

断られたらそれまでなのだから、あまり難しいことは考えない。

Bさんは快くOKしてくれた。

場所はBさんの利便性を考えて、銀座でランチにした。

 

といっても、銀座なんてまったく行かないし店も知らない。

Bさんの好みもわからない(食べられないものがないことは確認した)。

どこだったか、適当なショッピングビルのレストラン街に行って、彼女に選んでもらった。

確かベトナム料理の店を選ばれた。

フォーとか生春巻きが出てくるやつだ。

なかなか攻めるチョイスである。

Bさんは2人で会うとよく喋った。

別に人見知りという訳ではないようで、街コンでは友人を立てていたのかもしれない。

これから社会人になる学生というだけあって、将来のことについていろいろ考えているようだった。

見た目はおとなしいがしっかりしているというのは、とても好ましい。

私の中でBさんいいなぁと思い始めていた。

 

食事を終えて、もう少し話がしたかったので、近くのカフェに移った。

ケーキが並んでいたので食べるか聞くと、「食べたいけど、1個は多いかな…」とのことだったので、1つ頼んで2人で食べることにした。

BさんもAさんと同じで、食べ物をシェアすることに抵抗はないらしい。

最近の若い女性は皆そうなのだろうか。

判断するにはサンプルが少なすぎるが。

Bさんとのカフェでのおしゃべりも楽しかった。

ただBさんの反応は良い感じではあるのだが、ちょっと受け身な感じというか、何か引っかかるものがあった。

自分が前のめりになる前に、1つ大事な質問をしていないことに気がついた。

 

「Bさんって、彼氏いるの?」

「はい…」

あー、マジかー。

私が感じていた違和感は、それだったかもしれない。

(ちなみにAさんのときは、彼氏がいないことを街コンで確認している)

まぁ可愛いし、良い子だし、彼氏いてもおかしくないわな。

というか、何で街コンに参加した?

そして何で私との食事の誘いを受けた?

私は表面的には少し残念そうにしながら、頭の中ではいろんな可能性を瞬時に巡らせていた。

もっと突っ込んで聞くべきか迷ったが、今の間合いだと素直に回答してもらえない可能性が高いと判断した。

 

その日はそこまでで別れた。

別れ際に「また誘っていい?」と聞くと、「ぜひ」と言われた。

Bさんに対する好ましさと疑念がグルグルと渦巻く。

さて、どうするべきか。

という感じで、続く。。