異呆人

毒にも薬にもならない呟き

消費税の行方②

やっぱり消費税増税は延期された。

わかっていたことだが、やはり腑に落ちない。

私は以前から消費税は上げた方が良いと思っている。


syuten0416.hatenablog.com

 

日本の財政状況を考えると、増税がすぐにでも必要だというのは簡単にわかる。

家計で言えば、収入が足りないからキャッシングしているのと同じである。

そういった状況で「何とかなるんじゃない?」と思っているのであれば、楽観的過ぎる。

たぶんカードローンで自己破産するような人も、同じように危機意識がないのだろう。

今の借金は将来返さなければならない。

問題は、それを誰が返すか、である。

自分たちの子供や孫が苦しい思いをしても良い、と思っているのだろうか。

 シルバー民主主義などと揶揄されたりもするが、ご高齢の方も真剣に考えてほしいと思う。


増税延期以上に腹立たしく感じるのは、安倍首相の変節である。

一度増税を延期したときに、「再延期はない」と断言した。

嘘つきの謗りは免れないだろう。

特に「新しい判断」という言い回しが気にくわない。

 社会状況は時々に変わるものなので、過去の判断が非合理なものとなることはある。

一度決めたら二度と変えるなという訳ではない。

しかし今回は「リーマンショック級、東日本大震災級のことが起こらない限り、増税は実施する」旨の発言を直近にしている。

現在の世界経済の状況はリーマンショックとはほど遠いし、熊本地震の被害状況も東日本大震災には及ばない。

2年前の再延期をしない発言との整合性だけならまだしも、数ヶ月前の発言も翻すのは嘘つきだろう。


民進党も選挙を見据えて早々と増税延期を求めた。

そして増税延期に至った理由をアベノミクスの失敗として、争点の一つにしている。

私はアベノミクスそのものは不十分ではあるが、失敗だとは思っていない。

失敗だというのなら、具体的な対案を示すべきだったろう。

有権者の顔色を伺いながら日和見な発言を繰り返す、骨のない政治家ばかりだなと思う。

これでは参院選でどの党の誰に投票したらいいのかわからない。


おまけに子育て支援などの社会保障は実施するという。

「全部は出来ない」ような発言も聞こえるが、どうなるのだろう。

批判を避けるための玉虫色の政策にしか見えない。

嫌なことは片っ端から先送りだろうか。

難題は山積みなのに、さらにその上に問題を重ねているように見える。


こうなれば変わることを期待するより、自衛する方が賢いだろう。

今の仕組みの枠の中で、できることをするしかない。

将来が不安なら資産形成をしっかりする。

預貯金だけならインフレで紙屑になる可能性もあるので、資産を分散して運用もする。

保育の拡充が望めないなら保活に奔る。

嘆いたって誰も守ってくれないのだから、社会という戦場で戦っていかなければならない。