異呆人

毒にも薬にもならない呟き

テレビのない生活

かれこれ8年ほど、テレビのない生活をしている。

興味がないので一向に困ることはない。

DVDを見るときにパソコンでは画面が小さいと思うくらいだが、そもそもDVDもあまり見ない。

じっと画面の前に座って眺めるという受動的な行為が、性に合わないのだと思っている。

テレビがついていないと部屋が静かで嫌だという人がいるが、私はむしろ静けさを好むタイプなので、しんとした部屋は望むところである。

 

小さい頃は人並みにテレビを見ていた。

アニメとか特撮とか、まぁ男の子が喜びそうなコンテンツばかりである。

夕食のときにテレビばかり見て箸が進んでいないと、よく両親から怒られたものだった。

高校生くらいでテレビを見なくなり、むしろ積極的に消すようになった。

いろいろ思い悩んだりしているときに、バカなことをして喜んでいるバラエティが流れていたりすると、無性に腹立たしくなる。

まぁ、制作側はいろいろな人向けに番組を作っているわけで、より多くの人に面白いと思ってもらえれば良いわけである。

多少下品だろうが低俗だろうがヤラセがあろうが、マジョリティを取り込めば勝ちと言える。

ビジネスとしてはそれでいいと思う。

嫌なら私のように見ないでいれば済むのである。

 

大学に進んで一人暮らしをするにあたっては、少し迷ったがテレビを置くことにした。

そこそこのゲーマーだったので、PS2で遊ぶのに必要だった。

あと朝のニュースだけは見ていた。

沖縄に住んでいたのだが、向こうは基本的に地方紙である。

取りたかった日経は、半日遅れでしか届かなかった(当時)。

電子版など当然なかったので、テレビのニュースは貴重な情報源だった。

 

就職したときに、テレビは廃棄してそのまま買わなかった。

仕事が忙しくなると、ゲームをやる暇もなくなるだろうと思った。

(実際には誘惑に負けてPS3を買い、パソコンのディスプレイに繋いで遊んでいた)

以後、今日に至っている。

 

家にテレビがないと言うと、大抵の人には驚かれる。

「じゃあ家では何をしてるんですか?」と聞かれることも多いが、テレビを見なくたってやることはたくさんある。

こうして駄文を書いたり、スマホゲームをしたり、掃除したり、本を読んだり…

というか、平日は仕事から帰ると飯食って寝るくらいの時間しかない生活ばかりしているので、テレビを見る時間もあまりない。

 

あとたまに、それを持って「意識高い系」のように扱われたり、変に尊敬されることもある。

別に私はテレビを見る時間を無駄だと言っているわけではなく、テレビがあまり好きじゃないだけである。

空いた時間を自己研鑽に費やすような素晴らしい人間でなく、他の無駄なことに垂れ流しているだけだ。

 

ちなみにテレビがない一番のメリットは、NHKの集金が来ても堂々としていられることである。

ワンセグが見られないようにスマホiPhoneにしたし、パソコンもMacである。

「なんなら部屋に上がっていってください」というのだが、実際に上がった強者は今のところいない。