異呆人

毒にも薬にもならない呟き

吾輩は猫ではないが…

今週のお題「犬派? 猫派?」

 

昔は飼うなら絶対に猫だと思っていた。

人間に対してもそうだが、私はベタベタした付き合いが苦手な方である。

人懐っこい犬が、嬉しそうに舌を出してハァハァ言いながら駆け寄って来ると、半歩くらい引いてしまうタイプだった。

犬が嫌いなわけではない。

どんなに欲しい物でも、ガンガン売り込まれると引いてしまうのと同じ心理である。

 

その点、猫のあの控えめさは良い。

私はなぜか動物に好かれるので猫でも寄ってくるが、せいぜい足元で身体を擦り寄せてくる程度である。

それも申し訳程度に。

それが逆にこちらの気持ちをなびかせる。

非常に良い距離感である。

 

ただ、最近は犬もいいなと思ってきた。

これは年を重ねたせいかもしれない。

あの全力の構ってアピールを、素直に可愛いと思えるようになってきた。

私にはまだ子供はいないが、親が子供に接する気持ちはこのようなものだろうかと思わせる。

きちんと躾ければ、猫よりも飼いやすいと思う。

一緒に散歩したり、遊んだりもできる。

 

仕事で間接的に犬や猫に関わる機会を持つようになり、飼うならどちらか真剣に考えることがある。

 

犬は躾けが大変だと思う。

特にトイレは覚えさせないとかなり面倒である。

噛み癖や吠え癖があれば直す必要もある。

散歩をさせるなら毎日続けなければならない。

ただスキンシップはたくさん取れる。

一緒に遊べる。

触れ合うことを重視するなら断然犬が良いと思う。

犬種によっては毛抜けも少ない。

その場合はトリミング費用がかかるが。

 

猫は躾けの必要がない。

トイレは勝手に覚える。

勝手に遊ぶ。

散歩もいらない。

反面、スキンシップはあまり期待できない。

「猫なんて呼んでも来ない」だったか、そんなタイトルの本が流行ったりもしたように。

まぁ、そのよそよそしさも魅力なんでしょうが。

あと毛は必ず抜ける。

無毛のスフィンクスとかでない限り。

爪を砥ぐので、市販の爪とぎで覚えればいいが、壁を傷つけだすと大変である。

 

諸々の事情を踏まえて、私はやっぱり猫だなぁと思う。

何より、あの自由気ままな感じがいい。

なんとも付き合いやすそうである。

まぁ本当に好きな人は、そんな諸々の事情抜きに、可愛い→好き→飼う、なのかもしれないが。

 

ただ客観的な立ち位置から考えると、生き物を飼うというのは大変なことなのだ。

途中で放棄することはできない。

だからこそ、好き嫌いもあるだろうが、私は現実的な事情を先に考えてしまう。

突然アレルギーが出ることもある。

それでも命の危険がない限りは飼い続けるか、新たな飼い主を探さなければならない。

アレルギーで顔を真っ赤にしながらも、好き過ぎて飼い続けている人も知っているが…

 

ロシアンブルーを飼ってみたい。

ノルウェージャンも好きだが、長毛は掃除が大変そうだ。

まぁ実際に飼うなら、保護猫を探すと思うが。

 

飼ってみたいとは思うが、どう考えても独り身で毎週出張で3〜4日は家を空ける私には、犬か猫かではなく、生き物そのものを飼うこと自体が難しい。

そんな話をしていたら、「ヘビなら餌は1週間に1回、冷凍マウスでいいですよ」と言われたことがある。

あとは、フクロモモンガを首に提げたまま出張するとか、オートフィーダー付けて魚を飼うとか。

それでヘビを真剣に考えていたら、別の人からこう言われた。

「ヘビの餌用に冷凍マウスを冷凍庫に入れていたことが、離婚のきっかけになった夫婦を知っています」

やはり生き物を飼うのは簡単ではないようだ。