異呆人

毒にも薬にもならない呟き

ファミレスに漂う人生

仕事が1件ドタキャンになり、次のアポまで時間が空いたのでファミレスに入った。

厳密には次のアポがファミレスでの商談だったので、少し早めに入っただけである。

昼過ぎだったが、遅いランチを取る客が多かったのか待つことになった。

私はタバコは吸わないが、商談相手に配慮して喫煙席にした。

紫煙もないに越したことはないが、両親が愛煙家だったので比較的気にならない。

 

ドリンクバーを頼んでコーヒーを飲みながら、出先でもできる事務作業をしていたが、すぐに手持ち無沙汰になった。

暇を持て余し、周りの客の会話を聞いていた。

隣の席では、同年代の女性二人が世間話をしていた。

友達の誰が結婚しただとか、最近〜が可愛いだとか。

男友達に電話したらその男性が奥さんに電話を咎められたらしく、もう電話しないだとか。

よくある話だが、実際に傍で聞いていると、その人の生活が目に浮かぶようで面白い。

 

後ろの席では、中年の女性が彼女と同年代くらいの女性たちを相手に、生保レディの経験や化粧品の話をしていた。

どうもマルチ商法のようだ。

聞いていて若干胸糞が悪い。

いつの時代も、他人を喰い物にする商売はなくならない。

 

ドリンクを取りに行くと、禁煙席では子連れの女性たちが楽しそうに談笑していた。

喫煙席の雰囲気とは大違いである。

ときどきこうして人間観察をしていると、本当にいろんな人がいて、その数だけ物語があるのだろうと思う。

今の私の人生も、そんなたくさんある中の一つで、くだらないなりに本人にとっては切実な物語なのだ。

 

さて、お仕事。

くだらない人生もくだらない仕事も、真剣にやらないとわからないことがある。

ぼちぼち頑張りますか。