異呆人

毒にも薬にもならない呟き

合理的な非効率

今日の仕事は、神戸で店仕舞いする取引先から資材を引き揚げ、それを滋賀の系列店に運び、別の取引先の滋賀の店が週末からリニューアルオープンするのでその準備をする、というものだった。

移動距離がかなり長いのはいつものこと。

小さい会社で人が少ないので仕方がない。

 

最近、営業効率が悪いということを、社長からときどき言われる。

要は経費が高くつき過ぎているということである。

そもそも、私の担当は日本を真ん中でぶった切って西側すべてなので、効率もヘッタクレもないと思っている。

今日は関西、明日は九州、その翌日は四国といった具合である。

できるだけ用件をまとめて費用対効果を高めているが、物理的な限界がある。

 

もしこれが各エリアに担当が1人ずついれば、1人あたりの経費は下がり、効率は良くなるだろう。

ただし人数が増えて人件費は高くなるので、経費の総額は上がる。

いわば全体の経費を下げるために、効率を犠牲にしているわけである。

経費を落とす分、私の負荷は上がっているわけで、労われこそすれ責められるいわれはないと思っている。

移動手段は安く抑える工夫もしているし、ただ金額ベースで見て文句をつけられるのは筋が違う。

 

こういった説明を社長にしたいのだが、社長は私の話を聞かない。

長口舌が嫌なようだ。

大体、説明の途中で「もういい。わかった」となる。

他の社員のときは違うそうで、きちんと議論するそうだ。

人が言うには、私に言い負かされるかららしい。

 

別にディベートではないので、勝ち負けをつけることには意味がない。

私は言い負かすつもりもない。

ただ議論をしないとお互いに納得できる着地点は見つからないと思うし、より良い結果を出せないと思う。

だから私は必要なら徹底的に議論する。

 

こういう性格なので、外資系の会社の方が向いているのではないかと言われることがある。

私は何度か転職しているが、外資系に勤めたことはない。

そもそも私のような下流の営業マンは、さほど選択の余地はない。

仕事を選ばないのではなく、選べないのである。

お試しで一度くらい、名の通った会社で仕事をしてみたいとは思う。

実力を測る意味で。

今後一生ないだろうけどなぁ。