異呆人

ノンフェータルなペシミズム

随想

悲観主義者の傍観

川崎での通り魔の事件といい、池袋での事故といい、本意でない死というのは痛ましい。 死の先が実のところどうなのかということはさておき、本人にとっても、あるいは遺族となってしまった人にとっても、恐らく準備のできていないことだったのだろうから、心…

身内と他人

とある世間話の延長線上で、仕事相手の女性が自分の母親が亡くなったときの弟の対応を非難していた。母親の危篤の連絡を弟にしたのに仕事を抜け出さず、遠方だったので翌日に来たときにはすでに亡くなっていたそうである。仕事をしていたがために親の死に目…

人付き合いの技術

久しぶりに出張に出ている。 まだ引き継ぎの終わっていない取引先があるので、それを整理するためである。 子供が幼いので家を長期間空けることに抵抗はあるが、そうでなかったとして残業続きで帰宅は22時頃という有様なので、さして家事育児の役には立たな…

死ぬ権利

常々このブログには記しているが、私は死ぬということをおそらく多くの人ほどネガティブには捉えていない。 もちろんあらゆる可能性を失うという意味で、死は人生で最も忌避すべきイベントではあるのだが、死そのものはそれほど大きな苦痛を伴うものではない…

止まった時間の中で

残った数少ない担当取引先を後輩に引き継いでいるとき、先方の社長から「うちを担当してもらってどれくらいになりますかね」と言われた。 「5,6年くらいになりますかね」と私はなんとなくの計算で答えた。 わりと営業担当の入れ替わりの激しい業界で、5,6年…

いろんな人がいるもんだ

人間の認識というのはつくづく面白いなと思う。身の回りにもいろんな人がいるし、ネット上での付き合いだけの人にもいろんな人がいるし、あるいは付き合いはなくて一方的に知っているだけの人にもいろんな人がいる。似たような境遇の人でも、生きているうち…

人間の成れの果て

最近よく付き合いをしている同僚がいる。ちょくちょくブログで書いているが、彼の奥様を含めてご夫婦と交流している。彼らは世間一般的にはマイノリティの価値観で生きているのだが、それを貫いて幸せそうに生活をしているように見えるのがとても小気味良い…

すべての回り道が無駄だというわけではない

今の会社に勤めて7年目になる。 大学を出てから3社目で、たぶん比較的転職の多い経歴だと思うのだが、今の会社が一番長くなっているし、とりあえず今はすぐに転職しようという気もない。 結婚もしたし、世間的に見たら落ち着いたと言われるのかもしれない。 …

眠りに落ちるまで

今日は久しぶりに独りで酒を飲みながらのんびりしている。 とても気分が良い。 惰性に任せてつらつら書きたい気分。 だからあまり推敲しないことにする。 いつもは書いている途中で読み返し、バランスや流れを気にして修正を繰り返したりしている。 それは性…

「死ねない」と「死にたくない」

かれこれ1ヵ月ほど取引先の訪問ができていなかったのだが、先日久しぶりに出張することになった。 ただし内容が後輩の問題対応についての謝罪なので、あまりありがたい用事ではない。 まぁ、それはいいとして。 ついでなので、近くで書類だけ貰わないといけ…

ターミネーターとドラッグとストレス耐性

会社の先輩の送別会があった。 先輩と言ってもグループ会社からの出向社員で、送別会と言っても元いた会社に帰るだけである。 任期なんてないのだが通常よりは長くいた人だと思うし、それだけ出向先のうちの会社への貢献度も高い人だった。 私とは馬が合わな…

そして父になり、しかしまだ父にはならない

先日、第1子が産まれた。 予定日より2週間ほど早かったのだが、母子ともに健康で何よりだった。 これで出生届を出してしまえば、戸籍上は私は父親ということになるだろうか。 もちろんと言うのもおかしな話だが、私にはまだ父となった実感はない。 出産に立…

論理的でないこととの向き合い方

世界が論理的、あるいは理性的でなくなりつつあるなと感じる。いや、もともと論理的でも理性的でもないのだろうけど、そうでない面が目立っているような気がする。 アメリカのトランプ大統領の誕生などはその象徴的な出来事であったわけだが、アメリカに限ら…

一生背負うものだから

これから生まれてくることになる子供の名前を決めたかと聞かれることがある。 決めてはいる。 実際に妻と腹の子の話をするときは、その名前で呼んでいたりする。 ただまぁ生まれてくるまではわからないわけで、よほど気が変わる何かがあれば別の名前にするこ…

論理と倫理と法律

私はとても論理を重視する人間である。 論理的であることを、自分にも他人にも求める。 筋が通っているかどうかということ。 言ってることとやってることの辻褄が合っているか、主張に一貫性があるか。 私自身もそうだし、多くの人が矛盾を抱えながら生きて…

革靴とマスオさんとイメージとダイバーシティの話

足が痛い。 これは足の筋肉が痛いとか、関節が痛いとかではなく、靴が合ってなくて痛い、ということを意味する。 厳密には、靴が合っていないからと言うより、履き慣れていないからと言った方が正しい。 仕事用の革靴を新調したのである。 履いていたものの…

繋がる世界の泳ぎ方

先日、サブブログの方でこんな記事を上げていた。 syuten00.hatenablog.com 私は主にDCG(デジタルカードゲーム)を好んでプレイしていて、ときどき攻略記事まがいのものを書いたり、感想を書いたりしている。 ただこの記事はタイトルからもわかる通り、攻略…

どなたにも良い年が訪れますよう

昨日は仕事納めだった。 一昨日の夜は出張先のホテルで12時間寝ていた。 しばらく働きづめで、よほど身体に負担がかかっていたらしい。 今年は1月4日が休みとなり、私にとっては稀に見る長さの年末年始休暇となる。 今のところ、休日出勤の予定もない。 今年…

流れる時間の早さと重さ

毎年この時期にマラソン大会の運営ボランティアをしている。 その大会は役所も含めた実行委員により運営されているのだが、実質的には地元のランニングチームと地元陸協(陸上競技協会)が主として運営に関わっている。 私は数年前にそのランニングチームに…

メリークリスマスと神頼み

今年のクリスマスは家でクリスマスらしい食事をすることになった。仕事が立て込む見込みだったので、妻とのクリスマスディナーは先に済ませている。だから25日は別の予定を入れようと思っていたのだが、そのことを話すと「25日は家でクリスマスパーティをす…

肴は炙った烏賊でいい

わりといつも書いていることだが、私は自分が幸せかどうかということを考えない。 幸せになりたいとも思わない。 私にとって幸せというのは、いくつもある感情の指標の一つであり、それが閾値を超えたときに感ぜられるものである。 つまり閾値を意図的に下げ…

くだらないことにも等しく花束を

「腕一本くらいくれてやる!」と言って片腕を失いながらも、相手を倒す。 そういう漫画やアニメのシーンがわりと好きだ。 好きとか嫌いとかいうのは理屈ではないので、なぜなのかとあまり深く考えてこなかったが、あえて理由をつけるなら、何かを失って何か…

親の自己満足

もう妻の腹もだいぶ大きくなり、今出てきたとしても早産として扱われるそうである。手を当てれば、はっきりと動きが感じられる。妻は不思議な感じと言うが、男性である私にはいまいちわからない。そりゃそこに生き物がいるんだから動きもするでしょ、とか思…

大家さんと私たちと手についたシリコンシーリングの取り方

引越しの時は可能な限り、ご近所さんに挨拶をするようにしている。 単身者用のアパートではしていなかったが、するに越したことはないと思っている。 敵を知らば百戦危うからず、ではないが、何かトラブルがあったとしても、一度会っていた方が話がしやすい…

当たり前が当たり前でないという当たり前

相変わらず他人のブログでスターをつけられたりつけられなかったりするし、なぜか最近読者登録しているブログの更新通知も届かなくなった。 私はさほど多くの人を読者登録をしているわけではないので、更新通知をメールで受け取るようにしている。 それが届…

徒然とダラダラって同じようなものかもしれない

生きていると、ときどきフワッとした浮遊感を覚えることがある。こういう感覚は言葉にするのが難しいのだが、幽体離脱するような感じだと言えばいいだろうか。もちろん本当に魂みたいなものが抜け出すわけではなく、それはあくまで比喩であり、実際には自身…

広いっていいね

引越しが完了した。 当初は休みを取っていたのだが、私の休日予定に気付かず上司が大事なアポイントをその日で取ってしまったので、午前中に引越しの搬出をして昼に仕事をし、夕方には家に帰って片付けをするというスケジュールになってしまった。 共有のス…

慣れの成れの果て

台風25号が接近する中、関東から岡山に台風を迎えに行くかのような1泊2日の出張。 しかも最寄駅を5時半に出る電車に乗っての旅程である。 珍しくないこととはいえ、最近は出張も減っていたし、眠くてどうにも頭が冴えない。 だからというわけでもないのだが…

台風一禍

よくわからないのだが、人のブログでスターを付けられなくなった。はてなにログインしないとスターがつけられないという表示が出て、ログインしようとしたらすでにログイン済みになっている。 誰かのブログに移動した途端、ログイン状態が解除されてしまうの…

座席の攻防

私は毎日、1時間半近くかけて通勤している。 近々引っ越す予定だが、通勤時間はほとんど変わりそうにない。 もちろん近いに越したことはないわけだが、自分の通勤時間が取り立てて長いとは思っていない。 うちの会社にも同じくらいの時間をかけて通勤してい…