異呆人

毒にも薬にもならない呟き

随想

若さゆえの熱量

「若くないな」という自覚が、最近自分の中に強い。 いや、まだ若い部類だと思うし、私よりもっと上の年代の人たちからすれば間違いなく確実に若いのだが、それでももう20代ではない。 そういった「若さ」、あるいは「若さゆえの熱量」はない。 20代前半の頃…

スーパーの彼女

うちの近くにはスーパーが2軒ある。某大手スーパーと地元で数店舗のスーパーである。某大手スーパーはうちのある側とは反対側の駅の出口にあって、さすがの品揃えと安さである。地元のスーパーはうちに帰る道の途中にあるのだが、品揃えが今ひとつで値段は普…

世界の感じ方

ときどき自分自身の物事に対する感じ方が、他人とまったく違うなと思う。 妻にしても、友人にしても、同僚にしても、目の前のことにしっかりリアクションできているなと感じる。 喜んだり、怒ったり、悲しんだり、凹んだり。 そんなに嬉しいことなのか、そん…

お好み焼きはオカズではないが、たこ焼きはオヤツである

先日、妻から「お好み焼きを作ってほしい」と言われた。 なぜお好み焼きなのかと聞けば、ただ単に買ったばかりのホットプレートを試してみたかっただけのようである。 厳密には、我が家にはホットプレートはない。 カセットコンロのアタッチメントで、ホット…

Kさんの話②

syuten0416.hatenablog.com 平日の夕方、代々木体育館。 併設された小さな陸上トラックで、私はKさんの短距離走のトレーニングをすることになった。 とりあえず彼女の話から、その日、彼女の息子のサッカーチームの練習がそこであり、その合間に彼女がトレー…

Kさんの話①

前の職場にKさんという変わった人がいた。 私と同じ期の中途入社の女性だった。 齢は40くらいの人だったが、極めてナチュラルな化粧にも関わらず、パッと見て綺麗な人だなと思った。 同期は十数人いて、私を含めて変わり者揃いだったのだが、Kさんはその中で…

流れが悪い

流れが悪いなと感じる。 仕事にしても何にしても、上手くいかなかったり、やることが裏目に出ることが続いたりしている。 客観的に考えてやっていることそのものが悪いわけではないのだが、タイミングとか受け止め方によっては、「悪い判断だった」となって…

幸福論

syuten0416.hatenablog.com 「結婚して幸せになりましたか?」と聞かれたとしたら、ノータイムで「いいえ」と私は答える。 そもそも幸せになりたいと思っていないし、幸せになるために結婚したわけではない。 「幸せって何ですか?」と聞かれて、即答できる…

みんな違うという当たり前を認めること

何だかとってもめんどくさい仕事を任され、これはもうどこからどう改善したらいいのか途方に暮れるような会社の状況に呆れ、疲れるなぁとしみじみ噛み締めるように思う。もう少し若かったら、あるいは結婚していなければ、もう今の会社は辞めているかもしれ…

スターではない人生に必要なこと

誰もが世界においてスターのような輝きを放てるわけではない。 人生というのは思うに任せぬもので、理想としていたり、希望しているような人生を送れるわけではない。 華々しい生活を送っている人だって、これまでずっとそうだったわけではないかもしれない…

夢を見なくなった

年々、夢を見ても思い出せなくなっている。 夢を見ていた、という残滓だけが、起きたときに、まだある。 起きた瞬間くらいには、起きる直前のシーンは頭にあるが、どんな経緯でその最後のシーンに至ったかは思い出せない。 そして起きてから時間が経つにつれ…

エロスと品

先日、壇蜜をキャスティングした宮城県のPR動画が終了を迎えた。 いろいろ批判を受けて物議を醸した奴である。 「不快に思う人がいるなら〜」と終了の理由を県知事は述べていたようだ。 まぁあれは一応「涼・宮城(りょうぐうじょう)」と題して涼しい宮城を…

言葉の違い、文化の違い、及び海外旅行について

先日、親友に誘われてランニングに出かけた。 親友は今、大学院に通っている。 専門職で勤めていたのだが、退職して大学院に入り直した。 その分野では実務経験を積んでから大学院に入ることが一般的なので、珍しいことではない。 運良く、卒業後の大学講師…

心の動きが読めること

結婚してこの方、とても妻に気を遣っている自分に気づく。 「気を遣わないでいい相手」だと思ったのが妻を選んだ理由の一つであり、それはたぶん他の多くの女性と比較して間違いないことではあるのだが、どうにも私の性分の問題らしい。 結局、本当に気を遣…

3年分のコンタクトレンズとボラティリティ

妻がコンタクトレンズを買った。 と言っても、もうずっとコンタクトレンズのはずである。 たまに眼鏡をかけていることもある。 それ以外のときにコンタクトレンズをつけているかどうかは、見ただけではわからない。 妻の自己申告によると、一番多いのは何も…

我慢のしどころ

最近の世の中の傾向として、「我慢」が軽視されている気がする。 「我慢することは良くない!」、「自分に素直に!」みたいな。 なんだか安直だなと思う。 本当に世の中が我慢せずに生きていける人たちばかりなら、たぶんそもそも「我慢」なんて言葉は存在し…

ダブルベッドと妻の寝相

妻の寝相が悪い。 特に暑いこの季節は、ベッドの上でもがいてゴロゴロしている。 一応、冷房はつけてある。 妻は当初、冷房をつけたまま寝ることを嫌がったが、今の家は大通りに面していて窓を開けて寝るとうるさいので開けられない。 それに暑いのを我慢し…

祭りが嫌い

妻と花火大会に行った。 今住んでいるところの近く、歩いて10分程度の漁港で行われる。 首都圏の数ある花火大会の中ではそれほど大きいわけではないが、それでもそれなりに人出はある。 会場まで歩いていくこともできるが、人が多そうで嫌だったので近くのビ…

夏祭り

妻の地元の祭りに参加してきた。 義父のたっての希望である。 妻の地元は漁師町で、神事と大漁祈願を兼ねたローカルな祭りが毎年催されているらしい。 白い装束と法被を着て、神輿を担ぐとのことだった。 身長はそこそこ高いが線の細いマッチ棒のような私は…

平等でも公平でもない世界で

世界は平等にも公平にもできていない。 人間だって生まれたときから、人によって様々なビハインドを背負う。 生まれつき四肢がない場合もあるだろうし、貧困家庭に生まれることもあるだろうし、紛争地帯に生まれることもあるだろうし、生まれて3日で死ぬこと…

群れない奢り

同僚とビアガーデンに行ってきた。 仲の良い同僚が、家庭の不満というか、ストレスを溜め込んでいたので、ガス抜きに部署の若手で連れ立って出かけた。 池袋の商業施設の屋上にあるチープなビアガーデンで、料理は大して美味しくはなかったし、風の強い日で…

光陰矢の如し

先日、大学の仲間のグループLINEに、先輩が自分の娘の写真を上げてきた。 運動会の組体操、三重の塔の一番上で、真剣な表情で前を見据えている。 どの子と言われなくてもすぐにわかった。 なんせ顔が奥さん、つまりその子のお母さんにそっくりだったからだ。…

神でも仏でもご自由にどうぞ

出張帰り、新幹線を降りて在来線に乗り換えていた。 ちょうど休日出勤の帰り道。 いつもなら空いている時間の空いている路線だが、行楽帰りらしき人がポツポツ乗っていて、座れるが混雑しているといった感じだった。 自分が少し疲れているのを感じた。 だか…

世界に対する効力感

新聞を読んでいると、ナイトプールの話題が記事になっていた。 ホテルなどのプールを、夜などに一般開放するようである。 お値段はお手頃とは言えないが、高級ホテルのオシャレなプールでちょっとリッチな気分で遊べますよ、というのが売りらしい。 写真撮影…

気持ち悪い

エネルギーが内側に向かっているのを感じる。 内側に向かうのは良くない。 有り余ったエネルギーは心身を蝕む。 身を喰らうような感覚がある。 外に向けて発信しなければならない。 身体を動かす。 運動でなくてもいい。 料理でも、ゲームでも、読書でも何で…

価値なんて存在しない

世の中には「良いこと」と「悪いこと」があるわけではない。 ある事象を「良い」と判断する人間と、「悪い」と判断する人間がいるだけである。 普遍的で絶対的な価値が存在するわけではなく、個々の人間の価値観が存在するだけである。 だから方々から批判さ…

スポーツの熱量とドラマ

家の近くの蔦屋では、漫画レンタルができる。 前の家の近くでもあったし、新潟に住んでいた頃もよく利用した。 最近では漫画レンタルのある店の方が多いのかもしれない。 漫画は好きだが、さほど熱心に読む方ではない。 買って手元に置いておきたいとは思わ…

ある休日

目的もなく、平日に休みを取った。 休日出勤する予定があったので、その振替である。 やるべき仕事はたくさんあるので、振り替えずに通常スケジュールで仕事をするという選択肢もあった。 だが、ここは無理をするところではない。 野球で言えば、日本シリー…

今日という日を生きる

普段の生活の中で、世間一般というざっくりとした括り方をする場合の世間一般の多くの人には、危機意識というか覚悟がないなと思う。 それは生きる覚悟であり、その裏表としての死ぬ覚悟である。 人生というものを道のりに例えるなら、その路傍の其処彼処に…

料理当番

先日、妻の友人がランチョンマットを作ってくれた。 食卓の食器の下に敷くやつである。 手作りだったがとても上手な作品で、洒落ているのに温かみがあった。 妻は喜んでその上に料理を並べ、それを写真に撮って義父にLINEで送った。 義父はランチョンマット…